[460] 心の演奏 投稿者:tombi  投稿日:01/06/06(Wed) 23:13 <URL>
クライスラーのベートーベン・ヴァイオリン協奏曲。正に心のコンチェルトと言うに相応しい名演だと思います。方や、技巧派ハイフェッツの名演もあるわけですが、音楽というのは面白い、決して技巧だけに終わらないんですね。ハイフェッツに負けず劣らずの感動的な演奏を残していてくれます。ヴァイオリンがまさにヴァイオリンという楽器であった時代でしょうか。木の温もり、暖かみ。音色の美しさ。心に直接訴えかけるもの。そうしたものがストレートに肌に伝わってきます。如何でしょうか。又、もし他にこうした心の演奏(ちょっと難しい表現ですが)があったら教えてください。

[493] Re: チェルカスキーのラスト・レコーディング 投稿者:吉会芸術活動促進部主任代行 投稿日:01/07/05(Thu) 00:54 <URL>
シューラ・チェルカスキーのラスト・レコーディングの、
ラフマニノフの協奏曲第3番には正直心打たれました。
指まわりは、他の競合版の如き俊敏さはありません。
しかし、彼のつむぎ出す音の一つ一つが、非常に美しく、
夢心地に酔わせてくれます。
最後の最後まで、自分にチャレンジしつづけたピアノのエンタテイナーに、
心からの拍手を送りたいですね。

[495] Re^2: チェルカスキーのラスト・レコーディング 投稿者:tombi 投稿日:01/07/07(Sat) 10:29
> シューラ・チェルカスキーのラスト・レコーディングの、
> ラフマニノフの協奏曲第3番には正直心打たれました。
> 指まわりは、他の競合版の如き俊敏さはありません。
> しかし、彼のつむぎ出す音の一つ一つが、非常に美しく、
> 夢心地に酔わせてくれます。
> 最後の最後まで、自分にチャレンジしつづけたピアノのエンタテイナーに、
> 心からの拍手を送りたいですね。

チェルカスキーってまだ確認できていませんが、あのいかにも人の良さそうな顔をしてステージに立っているお爺ちゃんですよね。レコ芸のどこかの広告に載っていたと思うのですが。もしそうだとすると、私も「この優しそうなお爺ちゃん、どんな演奏をするのだろうか」って気になっていたところです。ひょっとしたらこのラスト・レコーディングの宣伝だったかも知れません。又、良く確認してみます。音楽って技術だけではないんだと感じさせてくれる、昔の人ほどそうなのでしょうか。良いですね。人間の営みというのは面白いと思います。

[496] Re^3: チェルカスキーのラスト・レコーディング 投稿者:tombi  投稿日:01/07/07(Sat) 22:04 <URL>
> チェルカスキーってまだ確認できていませんが、あのいかにも人の良さそうな顔をしてステージに立っているお爺ちゃんですよね。

音友ムック、クラシック続・不滅の巨匠たちの中のチェルカスキーの項の写真でした。オイストラッフと同じオデッサの出身だったのですね。是非聞いてみたいです。

[462] Re: 心の演奏 投稿者:留守居家老(TOSCA) 投稿日:01/06/08(Fri) 23:44
心の演奏ねぇー・・・カザルスの「鳥の歌」なんていうのは
最高ですね。惟聞くと私なんか涙で顔がぐしゃぐしゃですわ・・・

[467] Re^2: 心の演奏 投稿者:tombi  投稿日:01/06/12(Tue) 21:42 <URL>
> 心の演奏ねぇー・・・カザルスの「鳥の歌」なんていうのは
> 最高ですね。惟聞くと私なんか涙で顔がぐしゃぐしゃですわ・・・

判ります。
カザルスにとっての故郷、PEACE、PEACEと鳴くという鳥。

TOSCAさん、私はねえ、異論も多いと思うだろうし、又、決してそう言うわけにはいかないということは重々承知の助なんだけれど、できるだけ政治と音楽を切り離しておきたいんですよ。

[463] Re^2: 心の演奏 投稿者:吉岡伊豫守爛柯 投稿日:01/06/09(Sat) 18:12
身共も!!
他にはロッテ・レーマンの「我夢の都ウィーン」とフェアウェル・リサイタル!!!涙なくしては聴くことが出来申さん。
スレザーク、シュルスヌス!!
レーケンパーの「亡き子を偲ぶ歌」
フェリアもいいな!!
ヌブー、カペル、ハスキル、晩年のチボーやコルトー、
シゲッティ、クレンペラー、老いたる獅子か鷲の如くで御座るのう。

[468] Re^3: 心の演奏 投稿者:tombi  投稿日:01/06/12(Tue) 21:54 <URL>
> 身共も!!
> 他にはロッテ・レーマンの「我夢の都ウィーン」とフェアウェル・リサイタル!!!涙なくしては聴くことが出来申さん。
> スレザーク、シュルスヌス!!
> レーケンパーの「亡き子を偲ぶ歌」
> フェリアもいいな!!
> ヌブー、カペル、ハスキル、晩年のチボーやコルトー、
> シゲッティ、クレンペラー、老いたる獅子か鷲の如くで御座るのう。

そういうスレッドだからかも知れないですが、心の演奏となるとやはり声楽曲、器楽曲が多くなってきますね。「ウィーン我が町」って何度も聞いているせいか、私の田舎はウィーンというような気になってきています。

唯一の指揮者クレンペラー。ブルックナーや「真夏」や「フィンガル」「ミサ・ソレ」を聴いてきましたが、「真夏」「フィンガル」は兎も角、今一でしたが、「スコットランド」で少し変わったかも。まだまだ聴くべきものが多いかも知れません。

[464] Re^3: 心の演奏 投稿者:吉岡伊豫守爛柯 投稿日:01/06/10(Sun) 00:43
全くの脱線で、「戦友の遺骨を抱いて」「異国の丘」「九段の母」
歌ってゐるうちに大泣き仕る。

[465] Re^4: 心の演奏 投稿者:留守居家老(TOSCA) 投稿日:01/06/12(Tue) 13:12
> 全くの脱線で、「戦友の遺骨を抱いて」「異国の丘」「九段の母」
> 歌ってゐるうちに大泣き仕る。
それは拙者も同じ・・・これも亡き父の影響か?
特に「シベリア・エレジー」「暁に祈る」「母艦よさらば」などという
軍歌などを聴くと胸が熱くなり申す。軍歌は戦争をどうとらえていたのか
良く伝えてくれる。個人に戻れば家族の無事を皆祈願していたと・・・
やはり、戦争は罪悪じゃな・・・・

[469] Re^5: 心の演奏 投稿者:tombi  投稿日:01/06/12(Tue) 22:04 <URL>
> > 全くの脱線で、「戦友の遺骨を抱いて」「異国の丘」「九段の母」
> > 歌ってゐるうちに大泣き仕る。
> それは拙者も同じ・・・これも亡き父の影響か?
> 特に「シベリア・エレジー」「暁に祈る」「母艦よさらば」などという
> 軍歌などを聴くと胸が熱くなり申す。軍歌は戦争をどうとらえていたのか
> 良く伝えてくれる。個人に戻れば家族の無事を皆祈願していたと・・・
> やはり、戦争は罪悪じゃな・・・・

ゼンマイ式の蓄音機で数々の軍歌(SP)を聴きました。今は曲名も忘れてしまっているのが大半ですが、浪曲仕立てのものもあったような気がします。子供でしたからレコードのラヴェルを左から右に読んで意味が取れなかったものも多数ありました。懐かしくはありますが私自身の心の・・・・とは正直なっていないような気がします。(心の・・・・というのは余りにも抽象的過ぎますか?或いは日本人的なのかな?)

[461] Re: 心の演奏 投稿者:円谷 投稿日:01/06/07(Thu) 23:05 <URL>
> ヴァイオリンがまさにヴァイオリンという楽器であった時代で
> しょうか。木の温もり、暖かみ。音色の美しさ。心に直接訴え
> かけるもの。そうしたものがストレートに肌に伝わってきます。
> 如何でしょうか。又、もし他にこうした心の演奏(ちょっと難
> しい表現ですが)があったら教えてください。

エネスコのバッハの無伴奏はいかがでしょう。また同じエネスコで、
メンコンの第2楽章のみ、という録音があるのですが、これは私に
とっては「心の演奏」と呼ぶにふさわしい演奏記録のように思いま
す。Vnソロの出だし、その一弓の美しさで心を奪われてしまいました。

他に、ヴァイオリンではありませんが、リパッティの告別演奏会
の記録も、声高なところは少しも無いのに、惻々と心に染み入る
演奏という意味で「心の演奏」と呼べるのではないでしょうか。
(tombiさんの思っている心の演奏とは違うかもしれませんが...)
ただし、これは聞いていてあまりに切なくて、何度も繰り返し
聞くのは少々しんどい演奏ではありますが...

[511] Re^2: エネスコ 投稿者:吉会芸術活動促進部主任代行 投稿日:01/07/19(Thu) 01:34 <URL>
エネスコの無伴奏全曲…
彼はバッハの作品を片っ端から研究し、
バッハに関しては
「一家言持つ者」としてのプライドを持っていたそうですな。
シゲティとは一味違う別の意味での気迫を私は感じます。
彼が全曲を録音していてくれて、本当に良かったです。

[519] Re^3: エネスコ 投稿者:tombi  投稿日:01/07/20(Fri) 21:06 <URL>
吉会芸術活動促進部主任代行さん、いつもレスを頂き有り難うございます。

エネスコは「ルーマニア狂詩曲」は好きで良く聞いていたのですが、不思議なことにヴァイオリン奏者としてはこれまで全く聞かずに来てしまっていますね。バッハ無伴奏もシェリングで済ませてしまっているし・・・・、今後注意していきたいと思っています。

ところで吉会芸術活動促進部主任代行さんのところも音楽の掲示板無いんですね。ちょっとカキコしようと思っても後込みしてしまいます。残念無念。音楽に詳しい割にそちらを載せないというのはひょっとして音楽のプロ或いは音楽教育関係の方でしょうか?

[522] Re^4: 吉会 投稿者:吉会芸術活動促進部主任代行 投稿日:01/07/21(Sat) 15:30 <URL>
エネスコは、ルーマニア狂詩曲第1番が有名ですが、
第2番もなかなかワイルドでいいですヨ。

さて、有名なルーマニア狂詩曲第1番では、
コンスタンティン・シルヴェストリ&ウィーン・フィルの、
血走ったような演奏が私は好きですね。
難しいことは抜きにして、体で音楽を感じているような、
生々しい演奏です。

さて、「吉会電脳空間秘密基地」は、
うちの元締めの方針で、
THE TREEのギャラリーなど、
音楽より絵画の方面に力を注ぐことになってるので、
残念ながら音楽のみのコンテンツがないのが現状です。
(しかしながら、私はからっきし絵のほうは描けません。)
まぁ、私はプロでもなんでもない、ただの好楽家ですので、ご安心下さい。(謎)

[523] Re^5: 吉会 投稿者:tombi  投稿日:01/07/21(Sat) 21:36 <URL>
> さて、「吉会電脳空間秘密基地」は、
> うちの元締めの方針で、
> THE TREEのギャラリーなど、
> 音楽より絵画の方面に力を注ぐことになってるので、
> 残念ながら音楽のみのコンテンツがないのが現状です。
> (しかしながら、私はからっきし絵のほうは描けません。)
> まぁ、私はプロでもなんでもない、ただの好楽家ですので、ご安心下さい。(謎)

元締めというのはTHE TREE さんということなのでしょうか。全く素晴らしいデザインだと感じています。でも元締めさんの絵も??だったので吉会芸術活動促進部主任代行さんじゃないのかとも感じています。ううむ、なんとも不思議な空間じゃ。招き猫や森さんの掲示板にも顔を出される吉会芸術活動促進部主任代行さん、音楽掲示板があればのう。

[534] Re^6: 吉会 投稿者:吉会芸術活動促進部主任代行 投稿日:01/07/26(Thu) 01:30 <URL>
あー…元締めとTHE TREE氏は別人間でス。
THE TREEは、ヘヴィー・メタルが…
元締めは、前衛音楽が結構好きでして…。(笑)

[466] Re^2: 心の演奏 投稿者:留守居家老(TOSCA) 投稿日:01/06/12(Tue) 13:22
> 他に、ヴァイオリンではありませんが、リパッティの告別演奏会
> の記録も、声高なところは少しも無いのに、惻々と心に染み入る
> 演奏という意味で「心の演奏」と呼べるのではないでしょうか。
> (tombiさんの思っている心の演奏とは違うかもしれませんが...)
> ただし、これは聞いていてあまりに切なくて、何度も繰り返し
> 聞くのは少々しんどい演奏ではありますが...
圓谷殿の心の歌はレベルが高い!リパッティは身共も何度か聴き申した。
それはそれは白鳥の歌に相応しい感動的な演奏でござった。
されど、聞き慣れた方はそう思えるが、ちと初めて聴かれる方への
お奨め盤にはどうかと・・・・感動は伝わるかと・・・そうか
これはマニア向けね・・・得意の先走り? 許されよ・・・(^^;;

[470] Re^3: 心の演奏 投稿者:tombi  投稿日:01/06/12(Tue) 22:16 <URL>
圓谷さんも Historical よく聴いていますねえ。私エネスコは作曲の方「ルーマニア狂詩曲」は大好きでよく聴いているんですが、ヴァイオリンはまだ聴いてないんですよ。もっと甘いエルマンの方へ行ってしまって。でも興味を持ちました。今度聴いてみたいと思っています。

リイパッティのフェアウェル・コンサートですか。コンチェルトやショパンは聞いていてもこれは聞いてないですね。TOSCAさんの言も参考にしつつこれも又聴いてみることにしましょう。

でも、なにか「心の演奏」って皆さんが挙げてくれたもの、共通する何ものかがあるような気がします。

[499] Re^4: 心の演奏 投稿者:ぽぴぃ 投稿日:01/07/10(Tue) 18:33
グローヴズ卿がロイヤル・フィルを指揮した、エルガーの弦楽セレナード。
そこには人生の憂愁、澄み切った寂しさ、心からの深い祈りがあります。

[501] Re^5: 心の演奏 投稿者:tombi  投稿日:01/07/11(Wed) 23:47 <URL>
> グローヴズ卿がロイヤル・フィルを指揮した、エルガーの弦楽セレナード。
> そこには人生の憂愁、澄み切った寂しさ、心からの深い祈りがあります。

ぽぴいさんにはエルガーを色々教わりますね。心の演奏もエルガーですから、ぽぴいさんのエルガーへの思い入れは相当なものとみました。バルビローリ、ビーチャムときてチャールズ・グローブズですね。彼ので合唱曲も聴いてみたい気がします。

[500] Re^5: 心の演奏 投稿者:tsumu 投稿日:01/07/11(Wed) 00:17 <URL>
tsumu@英国の弦楽合奏曲ファン

> グローヴズ卿がロイヤル・フィルを指揮した、エルガーの弦楽セレナード。
> そこには人生の憂愁、澄み切った寂しさ、心からの深い祈りがあります。

 ああ、これは良いことを聞きました。これはぜひ探して聞いてみ
たいです。

[531] Re^6: 心の演奏 投稿者:ぽぴぃ 投稿日:01/07/23(Mon) 23:39
> tsumu@英国の弦楽合奏曲ファン
>
> > グローヴズ卿がロイヤル・フィルを指揮した、エルガーの弦楽セレナード。
> > そこには人生の憂愁、澄み切った寂しさ、心からの深い祈りがあります。
>
>  ああ、これは良いことを聞きました。これはぜひ探して聞いてみ
> たいです。

tsumuさん、初めまして。僕が持っているCDはRPO RECORDSというレーベル
から出ているものです。他にブリテンのフランク・ブリッジや、
ヴォーン・ウィリアムズのタリスなどがカップリングされており、
英国弦楽合奏曲の粋ともいえる一枚です。

[533] Re^7: 心の演奏 投稿者:tsumu 投稿日:01/07/24(Tue) 23:18 <URL>
> tsumuさん、初めまして。僕が持っているCDはRPO RECORDSというレーベル
> から出ているものです。他にブリテンのフランク・ブリッジや、
> ヴォーン・ウィリアムズのタリスなどがカップリングされており、
> 英国弦楽合奏曲の粋ともいえる一枚です。

ぼびぃさん、わざわざありがとうございます。HMVで検索したところ、
レーベルは違いますが(Carlton Classics)、カップリングなどから
推して、たぶんぼびぃさんのお薦めと同じ演奏だろう、と思われる
CDがあったので、注文してみました。納品がいまから楽しみです。

[525] ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ 投稿者:tsumu 投稿日:01/07/23(Mon) 00:08 <URL>
先日、お世話になっているヴァイオリン弾きの方のミニ・コ
ンサートにいってきました。そのときの曲目で「スプリング・
ソナタ」が取り上げられていました。夏にスプリング・ソナタ、
というのはちょっとミスマッチな感じもしますが、それはそれで
さわやかな演奏で、楽しめました。

この機会にベートーヴェンのヴァイオリンソナタをまとめて
聞いてみようかと思うのですが、お勧めのCDがありましたら
ご紹介いただけないでしょうか?

[528] Re: ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ 投稿者:tombi  投稿日:01/07/23(Mon) 22:30 <URL>
あ、これはウチの私家盤レコード芸術
http://www.janis.or.jp/users/kaito/classic.htm
に載っているんですけどねえ。(^^ゞ
まあ、ここにコピペしますと、

183. ベートーベン ヴァイオリンソナタ第5番「春」

オイストラッフ、オボーリン PHILIPS 3月、雪解けが始まる頃になると無性にこの曲が聞きたくなる。それだけ確かに春の雰囲気が現れた曲であると思う。ヴァイオリンとピアノとはなかなか音色的に溶け合わない組み合わせであるとは思うのだが、オイストラッフの悠然とした演奏の中に四季の移り変わりを感じ取れる。オボーリンとの対話も楽しい。

クレーメル、アルゲリッチ DG 暫くオイストラッフの演奏だけを聴いていたところに、このコンビの演奏が現れた。巨匠的な風格のオイストラッフに比べるとまだまだ、若さしなやかさがある。「春」にはこうしたしなやかさは最も必要であろう。アルゲリッチとは対等となって一層ヴァイオリン・ソナタというものが明確になったように思える。

184. ベートーベン ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツエル」

オイストラッフ、オボーリン PHILIPS スプリング・ソナタに比べるとこちらの方が聞く機会が少ないように思える。恐らくは「スプリング」ソナタほどコンパクトではないというただそれだけのために。恐らくこの曲当たりでベートーベンはヴァイオリン・ソナタの究極まで行ってしまったのではないだろうか。比較的初期に書かれ、その後一切ヴァイオリン・ソナタには手を染めることはなかった。音色的になかなか溶け合わないヴァイオリンとピアノのコンビネーションに限界を感じたのかも知れない。

クレーメル、アルゲリッチ DG 「スプリング」ソナタの項目の所にも記したのだが、ピアノ伴奏によるヴァイオリン・ソナタというものを最も明確にしたのが、このアルゲリッチ・クレーメルのコンビではないかと思える。それくらいここではピアノとヴァイオリンが全く対等なのだ。ベートーベンにおいては、いくらヴァイオリンソナタとはいえ、ピアノが単なる伴奏にとどまるいうことはあり得なかった。オイストラッフを聞くとオイストラッフが主、オボーリンが従という感じは拭えないが、こちらではまさに対等、というよりアルゲリッチの方がその情熱において引っ張っているという感すらある。これはまさに「クロイツエル」の名盤といっていい。

185. ベートーベン ヴァイオリンソナタ全集

オイストラッフ、オボーリン PHILIPS 最もスタンダードであり、これがヴァイオリンソナタだと思って聴いていたのがこの演奏。今でも「スプリング」ソナタなど、心惹かれるものがある。

クレーメル、アルゲリッチ DG 「春」や「スプリング」で記してきた通り、ベートーベンのヴァイオリン・ソナタを知るためには、今このコンビで揃えるのが一番良いかも知れない。

他にクリスチャン・フェラスのスプリングも良かったなあと思っています。レコ芸の今月号に山崎浩太郎さん、もとい吉岡豊紀さん、もとい芳岡正樹さんが「スプリングは古くから日本録音が不思議と多い作品」と書いてありました。「レコ芸P53」ありゃりゃ、ここでの評価も私と同じか。吉会さん推薦のシュナイダーハンのもの、私も興味あります。

[530] Re^2: ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ 投稿者:tsumu 投稿日:01/07/23(Mon) 23:26 <URL>
> あ、これはウチの私家盤レコード芸術
> http://www.janis.or.jp/users/kaito/classic.htm
> に載っているんですけどねえ。(^^ゞ

 あ、すみません、気がつかなくてm(__)m 吉会さんも、
ご紹介ありがとうございます。

 オイストラフ、オボーリン、メロディアではなくてPhilips
の録音というのが面白いですね。最初の一枚(一組)となると
これかクレーメル・アルゲリッチ盤ということですね。早速、
CD屋さんにあたってみます。

シュナイダーハンは楷書体ですか...折り目正しい、基本に
忠実な演奏ということでしょうか。シュナイダーハンは
節回しと音色が私の好みのヴァイオリニストなので、特に
スプリングソナタを彼がどう演奏しているのか、興味が
わきます。手に入ればよいのですが...



 

[527] Re: ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ 投稿者:吉会芸術活動促進部主任代行 投稿日:01/07/23(Mon) 01:20 <URL>
安く買うならば、
輸入盤で、ジノ・フランチェルカッティ&ロベール・カザドシュの、
往年コンビによるものが、ソニーあたりから輸入盤で出ています。
バラでそろえていくならば、
ウォルフガング・シュナイダーハン&カール・ゼーマンのコンビで、
楷書体の演奏が聴けます。ドイツ・グラモフォンからCD化されていましたが、
今も手に入るかどうかは…わかりません。

あと…よく名盤として引き合いに出されるのは…
オイストラフ&オボーリンのPHILIPS盤ですねー。
両者はオイストラフ・トリオで室内楽のパートナーでしたから、
気心の知れたアンサンブルが魅力ですね。

[503] フィリッチャイの悲愴 投稿者:tombi 投稿日:01/07/15(Sun) 15:54 <URL>
1ヶ月前ばかりだろうか、ようやく世評名高いフィリッチャイ、BSOの悲愴(DG)を手にすることができた。

・・・・が、おや、何にも感じることが出来ない。
まだ1回しか聴いていないので??なのだが、こちらの体調が悪かったのだろうか?

バーンスタインやマルティノン、ムラビンスキー或いはフルトヴェングラーやメンゲルベルクを初めて聞いた時のようなインパクトが無い。いやムラヴィンスキーの良さは2〜3回聴いた後だったかも知れない。

宇野氏を初め各氏が絶賛していて、ここでもリベルテさんが推薦してくれているのだが・・・・。他の指揮者なら兎も角、フィリッチャイにはあまりハズレということがないし、非常にお気に入りの指揮者だけに尚更????なのだ。「悲愴」という曲そのものに食傷気味になっているのかも知れない。まさか年齢は関係ないよなあ。

ムラヴィンスキーの例もあるので、今後落ち着いて、体調の良い時にじっくりと聴いてみます。

[505] Re: フィリッチャイの悲愴 投稿者:tsumu 投稿日:01/07/17(Tue) 23:59 <URL>
> 1ヶ月前ばかりだろうか、ようやく世評名高いフィリッチャイ、BSOの悲愴(DG)を手にすることができた。

BSOということは、ベルリン交響楽団のことでしょうか?
私もDGによるフリッチャイの悲愴を所持していますが、
これはベルリン放送交響楽団の演奏です。もしかして、
同じCDでしょうか?

> ・・・・が、おや、何にも感じることが出来ない。
> まだ1回しか聴いていないので??なのだが、こちらの体調が悪かったのだろうか?

 tombiさんがお話になっているCDが私の所持しているものと
同じだとすると、私も同じような感想を持ちました。
実は私はそれ以前に、ORFEOから出ていた同じフリッチャイの
バイエルン放送響との演奏にすごく感動して、
正規のスタジオ録音で彼がどんな演奏をしているのか、興味を
もって購入したのですが、初めて聞いたとき、
なんか肩透かしをくったような気分を感じたことを覚えています。


> 他の指揮者なら兎も角、フィリッチャイにはあまりハズレということがないし、非常にお気に入りの指揮者だけに尚更????なのだ。「悲愴」という曲そのものに食傷気味になっているのかも知れない。まさか年齢は関係ないよなあ。

tombiさんには当てはまらないかもしれませんが、私の場合、
感動できるかどうかというのは演奏そのものがすばらしいのは
当然として、体調やその日の気分、天候その他に結構左右されます。
例えば先に挙げたバイエルン放送響とのCDにしても、いま聞いても
もちろんそれなりの感動はありますが、
購入前に某CDショップで試聴させてもらったときの
背筋がぞくぞくするような感動は、実は購入以後はめったに
味わえなかったりします。
CDといえども、一期一会の出会いがある、と勝手に解釈してます(^^;)

[517] Re^2: フィリッチャイの悲愴 投稿者:リベルテ 投稿日:01/07/20(Fri) 08:06 <URL>
亀レスですいません。
この処、猛暑でダウン気味こんな時は重い音楽は流石にしんどいですね。
私も軽めの作品中心で御茶を濁しています。

で、フリッチャイのベルリン放送響との悲愴ですね。
このCDはご存じの通り、彼自身の意志でお蔵入りになっていた経緯があります。
で、バイエルン放送響とのライヴの方がより後の録音であり、聴いていてもよりフリッチャイの意図が鮮明だと思っています。
スタジオ録音の方は闘病ご久々に旧知のメンバーを前にして噛み締めるように丹念に演奏しているように思われます。
1楽章の後半では明らかに彼の棒が止まったままで演奏が進んでいる処があるように感じております。
そんな経緯の盤ですので、じっくりとお聴きいただいた方がよいかと思っております。

[520] Re^3: フィリッチャイの悲愴 投稿者:tombi  投稿日:01/07/20(Fri) 21:08 <URL>
そうでした。彼自身がお蔵入りにさせたんでしたよね。
又、じっくり聞きたいと思っています。

[506] Re^2: フィリッチャイの悲愴 投稿者:tombi  投稿日:01/07/18(Wed) 00:24 <URL>
tsumuさん、どうもです。HN変えたんですか?

> BSOということは、ベルリン交響楽団のことでしょうか?
> 私もDGによるフリッチャイの悲愴を所持していますが、
> これはベルリン放送交響楽団の演奏です。もしかして、
> 同じCDでしょうか?

間違えましたね、RSOB、ベルリン放送交響楽団の間違いでした。
おや、tsumuさんもそうでしたか。
ムラビンスキーの時のように、あまりにまとも過ぎるので何も感じないのかも知れません。時間が必要なのでしょうね、きっと。

tsumuさんのところへ2〜3度出かけているのですが、掲示板がないのですね。掲示板作りませんか?ってメール出そうとしていたら先にこちらにお出ましになりました。

[509] Re^3: フィリッチャイの悲愴 投稿者:tsumu 投稿日:01/07/18(Wed) 23:58 <URL>
> tsumuさん、どうもです。HN変えたんですか?

 衣替えです(^^;)

> tsumuさんのところへ2〜3度出かけているのですが、掲示板がないのですね。掲示板作りませんか?ってメール出そうとしていたら先にこちらにお出ましになりました。

 そんな、滅相もない! もし私が掲示板を作ったら、開く前から
閑古鳥が鳴いてますよ(^^;)

[513] Re^4: フィリッチャイの悲愴 投稿者:tombi  投稿日:01/07/19(Thu) 22:55 <URL>
いえいえ、HPを訪れたとき掲示板がないというのは淋しいものです。例えば、今日あたりはビルスマについて書きたい気分なんですが、ウチのBBSに書くよりは少しでもより情熱を持っておられる方の所で思うものなのです。

>  そんな、滅相もない! もし私が掲示板を作ったら、開く前から
> 閑古鳥が鳴いてますよ(^^;)

ウチの掲示板ですら、これだけの人が来て書いてくれてます。懼れ多いことです。tsumuさんの所でしたら、千客万来間違いないでしょう。

[514] Re^5: フィリッチャイの悲愴 投稿者:菅野 投稿日:01/07/19(Thu) 23:13
> ウチの掲示板ですら、これだけの人が来て書いてくれてます。懼れ多い
>ことです。tsumuさんの所でしたら、千客万来間違いないでしょう。
菅:tombiさんと同意見です。
  少なくとも某研究会のメンバーは必ず来るでしょう(^-^)。
  私も掲示板を置いて下さればなあ、と思っていたのです。
 さすがtombiさん。行動が早い(^^)。

[521] Re^6: フィリッチャイの悲愴 投稿者:tsumu 投稿日:01/07/21(Sat) 00:54 <URL>
> > ウチの掲示板ですら、これだけの人が来て書いてくれてます。懼れ多い
> >ことです。tsumuさんの所でしたら、千客万来間違いないでしょう。
> 菅:tombiさんと同意見です。
>   少なくとも某研究会のメンバーは必ず来るでしょう(^-^)。
>   私も掲示板を置いて下さればなあ、と思っていたのです。

 ただでさえ調子に乗りやすい性質のところ、tombiさん、
菅野さんにこういわれては作らぬわけにまいりましょうや(^^;)

http://www.777ch.net/luna/cbbs.cgi?id=tsumu

 どんなことになるやら、本人にもよくわかりませんが、
よろしかったらお立ちよりくださいませm(__)m

[524] Re^7: フィリッチャイの悲愴 投稿者:tombi  投稿日:01/07/21(Sat) 21:37 <URL>
了解。いざ見参!!

[515] クーセヴィツキーのバルトーク 投稿者:月注斎 投稿日:01/07/19(Thu) 23:50 <URL>
NAXOSからオモロイCDが出てます。
委嘱者自ら指揮するバルトークのオケコン。
なかでも最終楽章が要注目。普段聞きなれたエンディングではなく初演のショートバージョンです。
こんなの初めて聞いた!
ブージー&ホークスから出てるポケットスコアにも、確かに載ってますねえ、この短縮版。
よければ一度お試しを。
例によってお安いです。

[518] Re: クーセヴィツキーのバルトーク 投稿者:tombi  投稿日:01/07/20(Fri) 20:54 <URL>
> NAXOSからオモロイCDが出てます。
ナクソス。ヒストリカルは確かに面白いですねえ。これは「コダーイ」とも繋がりのあるものなので、手に入れたいと思っています。しかし、最近青焼きに凝っている私としては1000円でも高いと思うのでありました。

[440] シェラザード! 投稿者:円谷 投稿日:01/05/28(Mon) 22:39
今日、ゴロヴァノフ/オイストラフの「シェラザード」が
届き、早速聞いてみました。

むー、この感動、なんと表現したらよいか! 
咄嗟に頭に閃いたのは、「痛快」の2文字(^^;)

耳慣れた「シェラザード」を、こんなに楽しく、わくわく
しながら聞けたのは、ストコフスキー以来でした。

[458] Re: シェラザード! 投稿者:TOSCA 投稿日:01/06/06(Wed) 21:45
ゴロヴァノフもよかろう・・・
しかしモントゥーもいいぞ・・・これ最初に入手した
シェエラザード・・・ジャケットがクレオパトラ?綺麗な人ね?
とんだ戯れ言を・・・お許しを・・・tombi様!

[459] Re^2: シェラザード! 投稿者:tombi  投稿日:01/06/06(Wed) 22:50 <URL>
> ゴロヴァノフもよかろう・・・
> しかしモントゥーもいいぞ・・・これ最初に入手した
> シェエラザード・・・ジャケットがクレオパトラ?綺麗な人ね?
> とんだ戯れ言を・・・お許しを・・・tombi様!

私のところのモントウは最近購入のものにつき、火の鳥と一緒のものでつまらんジャケットでした。「火の鳥」はパリ音楽院オケでしたのでそれなりに面白かったのですが、「シェエラザード」は音色・リズム感はモントウのものでしたが、割と平均的な演奏だったような気がします。(あまり印象にない、ただ忘れてしまっただけかも知れませんが。(^_^;)

[457] Re: シェラザード! 投稿者:TOSCA 投稿日:01/06/04(Mon) 19:31
> 耳慣れた「シェラザード」を、こんなに楽しく、わくわく
> しながら聞けたのは、ストコフスキー以来でした。
こういう曲はやはりオーケストレーションの妙を如何に聴き手に
アッピールするかでしょう!
そう言う意味ではストコフスキー○メンゲルベルグ○
ということかな・・・どっちも曲者じゃ・・・

ゴロヴァノフも異端児の端くれなのでしょうか?
聴いてみたいですね。

[453] Re: シェラザード! 投稿者:tombi  投稿日:01/06/03(Sun) 22:51 <URL>
> 今日、ゴロヴァノフ/オイストラフの「シェラザード」が
> 届き、早速聞いてみました。
>
> むー、この感動、なんと表現したらよいか! 
> 咄嗟に頭に閃いたのは、「痛快」の2文字(^^;)
>
> 耳慣れた「シェラザード」を、こんなに楽しく、わくわく
> しながら聞けたのは、ストコフスキー以来でした。

アソーノフ指揮ボリショイ劇場管弦楽団というのとは違うものですか?(マルチソニック)いずれにせよMelodiyaのSPからの復刻ですね。正式
盤が出たと言うことでしょうか?

[510] Re^2: 真相 投稿者:吉会芸術活動促進部主任代行 投稿日:01/07/19(Thu) 01:27 <URL>
> アソーノフ指揮ボリショイ劇場管弦楽団というのとは違うものですか?(マルチソニック)いずれにせよMelodiyaのSPからの復刻ですね。正式
> 盤が出たと言うことでしょうか?

このマルチソニック盤は、
ゴロヴァノフをアノーソフ(ロジェストヴィンスキーのオヤジさん)の名前で販売したものだったようです。

[516] Re^3: 真相 投稿者:tombi  投稿日:01/07/20(Fri) 00:27 <URL>
あ、そーのふ(あ、そーなの)なんて言ってると怒られれしまいそうですが、あ、そーのよふですか。いやはや、貴重な情報有り難うございました。m(__)m

[445] Re: シェラザード! 投稿者:tombi  投稿日:01/05/30(Wed) 21:19 <URL>
> 今日、ゴロヴァノフ/オイストラフの「シェラザード」が
> 届き、早速聞いてみました。
>
> むー、この感動、なんと表現したらよいか! 
> 咄嗟に頭に閃いたのは、「痛快」の2文字(^^;)
>
> 耳慣れた「シェラザード」を、こんなに楽しく、わくわく
> しながら聞けたのは、ストコフスキー以来でした。

新しいシェエラザード聞いてみたいですね。私的にはスベトラーノフの超快速の演奏ですが。ライナーも良いですね。「展覧会の絵」と共に推せます。ストコフスキーは家にもありますが4チャンネル等音響以外にはあまり印象がないですねえ。

[443] Re: シェラザード! 投稿者:吉岡伊豫守爛柯 投稿日:01/05/29(Tue) 23:01
デフォルメの極致なり!良くも悪くも好悪の分かれる所以で御座る。

身共的には、メンゲルベルク○、ストコフスキー×なので御座る。
説明し辛いが・・・

[497] ラプソディーな外山雄三 投稿者:tombi  投稿日:01/07/08(Sun) 20:47 <URL>
・・・・は60年代が楽しいですね。

交響曲第1番「帰国」は最初こそストラビンスキーかバルトークかのような出だしですが、そのうち、鉦や太鼓の音も楽しく、「お・は・ら・しょうすけさん、なんでしんしょう・つーぶした」の八木節が、続く緩徐楽章では♪「泣くーな、よしーよーし、ねんーねしーな」の赤城の子守歌が。
赤城の子守歌は彼のお気に入りとみえてチェロ協奏曲でも主たるモチーフとして使っています。

交響曲やチェロ協奏曲のイメージが狂いますが楽しいものです。まさに国民的作曲家と言えるのではないでしょうか。90年代に入ると真面目になってしまいます。交響曲第2番は尾高賞を受賞したようですが。

この2曲、共に色々な民謡が入っているように思えますが、私には曲名まで判るのはこの2つしかありませんでした。ご存じの方、おりましたらご教示下さい。

[502] Re: ラプソディーな外山雄三 投稿者:tombi 投稿日:01/07/14(Sat) 13:55
これも又、レスが付きませんでしたので、招き猫にいってます。

http://hpcgi2.nifty.com/182494/cgi-bin/treebbspro(1).cgi?vew=929

こうしたことが続かなければ良いのだけれど。(^^ゞ

[504] Re^2: ラプソディーな外山雄三 投稿者:月注斎 投稿日:01/07/16(Mon) 23:09 <URL>
> これも又、レスが付きませんでしたので、招き猫にいってます。

うーん。調べようとしたけど手掛かりないんです、指揮するいかりや長介さん。

2chでスレッド立ち上げたら・・・果たしてどうなるでしょう・・・

[507] Re^3: ラプソディーな外山雄三 投稿者:tombi  投稿日:01/07/18(Wed) 21:14 <URL>
間違えてしまった。小原庄助さんは「会津磐梯山」でした。

> うーん。調べようとしたけど手掛かりないんです、指揮するいかりや長介さん。

外山雄三がいかりや長介だとすると、コバケンは菅原洋一

> 2chでスレッド立ち上げたら・・・果たしてどうなるでしょう・・・
いや、ここだけは避けたいです。

[485] なんだあ−ランナー 投稿者:tombi  投稿日:01/07/03(Tue) 21:14 <URL>
ミュージック・バードで多分聞き流しなので12CH、心地よい音楽が聞こえてきました。あまりにも心地よいので見てみるとディスプレイにはランナーの「シュタイル風舞曲」。ああ、いいなあ、これはウィーンだ、ウィーンの響き。と酔いしれているまでは良かったのですが・・・・

なんだあーーーー、ちょちょちょっと待ってくれ、この旋律は、それとこれも「ペトルーシカ」じゃないか。ストラビンスキーの「ペトルーシカ」の中のしかも主要旋律。一番重要な手回しオルガンのモチーフ。そんな、そんなことってあるのかーー、「音楽の友」社の名曲解説全集だってロシアの旋律(メロディー)って書いてあったぞ。ストラビンスキーのこの旋律ってランナーのパクリだったのかあーーー。ショック。

今まで知りませんでした。皆さん、教えてください。それにランナーのこの「シュタイル風舞曲」のお薦め盤等ありましたら教えてください。m(__)m

[498] Re: なんだあ−ランナー 投稿者:tombi  投稿日:01/07/09(Mon) 00:30 <URL>
現在「招き猫」の「クラシックの散歩道」のほうにもこのスレッドを立てております。そちらの方もご覧おき下さい。

http://homepage2.nifty.com/182494/ClassicManekineko/index.htm

[487] Re: なんだあ−ランナー 投稿者:ぽぴぃ 投稿日:01/07/04(Wed) 12:56
「ペトルーシカ」に出てくる舞曲って、ランナーの「シェーンブルンの人々」
じゃありませんでしたっけ?今うちに「ペトルーシカ」のCDがないので
間違っていたらすいません(^-^;;。

ちなみに「シュタイル風舞曲」はアーノンクールがVPOのニューイヤー
コンサート2001で振り、テルデックからCDになっていますよ。

[490] Re^2: なんだあ−ランナー 投稿者:tombi  投稿日:01/07/04(Wed) 22:27 <URL>
> 「ペトルーシカ」に出てくる舞曲って、ランナーの「シェーンブルンの人々」
> じゃありませんでしたっけ?今うちに「ペトルーシカ」のCDがないので
> 間違っていたらすいません(^-^;;。
>
> ちなみに「シュタイル風舞曲」はアーノンクールがVPOのニューイヤー
> コンサート2001で振り、テルデックからCDになっていますよ。

私も疑問に思ってみたものですから、YAHOOの検索をかけてみました。
で、面白かったとが以下のサイト、以下の記事です。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~karl/classic/archive/archive2000_11.html

『フィルハーモニア・シュランメルン
Alt-Wiener Taenze

Mit den Philharmonia Schrammeln

録音:1992-94年

ORF(輸入盤 CD-49)

レーベルはORF(オーストリア放送局)らしいですね。放送用の音源をまとめてCD化したもののようです。演奏しているのはフィルハーモニア・シュランメルンというグループです。バイオリン2挺、コントラギター(低音が出るギターのことか? 写真で見るととても大きいです)1挺、アコーディオン(普通の鍵盤式アコーディオンではなくボタンが付いている)1台、クラリネット1本という編成で、古い時代のウィーンの舞踏曲を演奏しています。全部で18曲入っていますが、冒頭を飾るのは有名なランナーの「シュタイル風舞曲」(ストラヴィンスキーが『ペトルーシュカ』で引用した音楽です)。大編成オーケストラで聴くのもいいんですけど、5人のフィルハーモニア・シュランメルンで聴くと、ちょっと鄙びた感じがしてとてもいいです。南ドイツからオーストリアにかけて、多分観光客が多く利用するレストランに入ると、こうした編成の楽しい音楽が聴けます。CDには、ほのぼのとした舞曲がしみじみとした演奏でたくさん収録されていますから、思わず旅心を誘われてしまいます。こうした音楽が、かの地で一般的に聴かれているかどうかは別としても、ウィーンを中心としたオーストリアのレストランなどの情景をまざまざと思い出させるという意味で、実ににくいCDです。このCDを毎日聴かせれば、我が家の女房さんも、「きっとまたドイツ・オーストリアに行きたい」と言いはじめるに違いありません。さっそく洗脳作戦に入りましょう!』

私、ウィーンもペトルーシュカも大好きなので、この話題は徹底的に追及したいです。ここで駄目なら(期待薄ですが)招き猫にも一応聞いてみてと思っている次第。

しかし、ランナーの「シュタイル風舞曲」とは(通人においては)メジャーなのですね。(^^ゞもんです。確かに良い曲だもんな。

でも、でもですよ、私はあのストラビンスキーの名曲「ペトルーシュカ」の一部にせよ、彼のオリジナルでなかったというのは、しかもロシアですらないというのはかなりショックです。でも因襲的な旋律として用いたとすれば、これほど明確な答えは無いのですけれど。

[481] シベリウス交響曲第2番 投稿者:tombi  投稿日:01/06/24(Sun) 21:36 <URL>
梅雨時の音楽に最適という訳では無いのですが、モントーで聞き始めたのを皮切りに、セルの東京ライブ、カラヤン・フィルハーモニアと聴き比べて見ました。

結果、やはりモントウが一番ですね。

ウチではカラヤン・フィルハーモニアがずっとあったのですがこれが何となく冷たい感じがしていて、その印象もあって殆ど聴くことがなく放っておかれたような気がします。フィンランドなんだからクールはクールで良いんだけれど、今日聞き直してみても、綺麗なんですが、録音も悪いせいか耳にざらつく演奏。疲れる演奏でした。良い演奏と言うものは録音の善し悪しを越えて聴いていて疲れないんですよね。

セルの東京ライブも伝説だけあって良い演奏です。しかしマイクがオン気味で、こういうのを聴いているとやはり残響付けたり、音をいじりたくなったりしますねえ。(殆どいじらないんですが。)

さて、モントウ。なんて暖かな演奏なのかと思います。恐らくはモントウですから極めて音楽的なのでしょう。でもそれが極めて人間的、有機的な演奏という気がします。まさに音楽が生きているというか、切れば血が出るんだということを感じさせてくれる演奏だという気がします。
シベリウスの素晴らしさを気付かせてくれただけでも有り難い。
それにしてもモントウは何という指揮者なんだろう。
宇野功芳はシベ2、フムフム、バルビローリ、ベルグンドについで3番手にモントウ挙げていますな。

[486] Re: シベリウス交響曲第2番 投稿者:ぽぴぃ 投稿日:01/07/04(Wed) 09:17
> さて、モントウ。なんて暖かな演奏なのかと思います。恐らくはモント
ウですから極めて音楽的なのでしょう。でもそれが極めて人間的、有機的な演
奏という気がします。まさに音楽が生きているというか、切れば血が出るんだ
ということを感じさせてくれる演奏だという気がします。

おっしゃる
とおりですね。モントゥーの凄いところは、音楽自体はザッハリヒといえるほ
どに素朴で、厳しく格調高いのですが、人間的な温かさも常に大切にしている
ところですね。なかなか温かさと厳しさを両立させられる演奏家はおりません
。たとえばシベ2の2楽章や4楽章の金管の凄絶なメリハリや、低回しない緊
張感あふれるテンポ、フレーズの鋭い切り口など、辛口ながら聴き手に少しも
抵抗感や疲労感を与えません。

[491] Re^2: シベリウス交響曲第2番 投稿者:tombi  投稿日:01/07/04(Wed) 22:42 <URL>
>モントゥーの凄いところは、音楽自体はザッハリヒといえるほ
> どに素朴で、厳しく格調高いのですが、人間的な温かさも常に大切にしている
> ところですね。なかなか温かさと厳しさを両立させられる演奏家はおりません
> 。たとえばシベ2の2楽章や4楽章の金管の凄絶なメリハリや、低回しない緊
> 張感あふれるテンポ、フレーズの鋭い切り口など、辛口ながら聴き手に少しも
> 抵抗感や疲労感を与えません。

ざっはりひカイトとは私のことなのですが\(^^:;)...マアマア
本当に優れた音楽というのはモノラルであれ、ステレオであれ、全然疲れをかんじさせないものですね。私はモントウ同様クナにもそうしたものを感じます。

今、私は、結局は面白いアプローチでは無いかと思うのですが、そんな所から(人をというか、耳を疲れさせない演奏が優れた演奏)攻めてみたいなと思っている所です。(勿論癒し系であるはずが無い。)(難しいですね、定義!!)

[482] モントウ! 投稿者:リベルテ 投稿日:01/06/26(Tue) 08:08 <URL>
> 宇野功芳はシベ2、フムフム、バルビローリ、ベルグンドについで3番手にモントウ挙げていますな。

シベリウスというと6番辺りが一番良いと常々思ってはいますが、
この2番はやはり良い曲ですね。
後世にのこるシベリウスの交響曲を選ぶとすれば最有力候補は、やはりこの2番なのかもしれません。
宇野さん信者ではないのですが、バルビローリ、ベルグンド(特にヘルシンキとの録音)は私の好きな演奏で、
その次が渡邊/日フィルだったりするのですが、
このモントウ盤久しぶりに聴いてみて、暖かさ、適度な甘さ、適度な洒落っ気を感じました。
それで、ベートーヴェンなど独逸物や露西亜物なども聴いてみたのですが、
やはり共通する人柄の顕れを感じました。あえて言うならフルニエのチェロのようです。

[483] Re: モントウ! 投稿者:tombi  投稿日:01/06/26(Tue) 22:36 <URL>
> 宇野さん信者ではないのですが、バルビローリ、ベルグンド(特にヘルシンキとの録音)は私の好きな演奏で、
> その次が渡邊/日フィルだったりするのですが、

リベルテさんもよく聞き込んでいますね。渡邊暁雄さんが出て止めと言うような気がしますものね。渡邊さんは私の所属していた岡谷合唱団の岡谷市の牧師渡邊忠男氏とフィンランド人しーりさんの二男として生まれたということから岡谷市とは非常に繋がりの深い人でした。

[484] Re^2: モントウ! 投稿者:ぽぴぃ 投稿日:01/07/03(Tue) 18:46
お久しぶりです<(_ _)>。

シベリウスの2番というと、少し前にNHK−FMで聴いたザンデルリンク
指揮ベルリン・フィルが凄かったですよ。楽譜の緻密な読みとあたかも
ブルックナーを聴くような深遠なスケールに圧倒されました。
これはいずれ市販されることを望みたい演奏です。

この曲もトップサイドで弾いたことがありますよ。ノリだけでやると
4楽章など応援歌みたいになってしまうのですが(^-^;;、実際楽譜の指示を
正確に音にするのは非常に難しい曲でもありました。

[477] 梅雨になって聴いてます・・・ 投稿者:月注斎 投稿日:01/06/17(Sun) 22:18 <URL>
ご無沙汰してます。
さて、またしても季節に合わせてアーサー・ブリスです。

CHANDOSから出てる「ブリス映画音楽集」
目玉が何といっても「Things to come」の行進曲。
1930年代のSF映画音楽ですが、後年のサンダーバードやスターウォーズを先取りする痛快さです。

季節の変わり目ごとにお薦めしましょうか、ブリス(笑)

[478] Re: 梅雨になって聴いてます・・・ 投稿者:tombi  投稿日:01/06/18(Mon) 22:55 <URL>
> ご無沙汰してます。
> さて、またしても季節に合わせてアーサー・ブリスです。
>
> CHANDOSから出てる「ブリス映画音楽集」
> 目玉が何といっても「Things to come」の行進曲。
> 1930年代のSF映画音楽ですが、後年のサンダーバードやスターウォーズを先取りする痛快さです。
>
> 季節の変わり目ごとにお薦めしましょうか、ブリス(笑)

CHANDOSですか。月注斎の紹介してくれる物は何がいいって兎も角安いという事でしょうか(爆)これに勝るものはありませんものね。だからついつい買ってしまうのです。私の梅雨時は・・・・考えておきましょう

[474] コダーイ本 投稿者:よしじゅん 投稿日:01/06/13(Wed) 00:37
今日、拙大学図書館を漁ってましたら、面白い本を発見しました。

コダーイに関する小雑誌なんですが。なんと生誕100周年記念に在日ハ
ンガリー大使館が作成したものなんです。前半が彼の業績、後半が日本
人がコダーイに関して書いた随筆を収録。載っている写真はけっこう貴
重そうでした。こんな本ご存知でしたか?

最近中古LP屋に言っ
てひじょ〜に目に付くのが、コダーイの自作自演の高額LP(DG)。いつ
も飾ってあるジャケを拝んで帰ってきます(^_^;)

[476] Re: コダーイ本 投稿者:tombi  投稿日:01/06/14(Thu) 00:12 <URL>
> 今日、拙大学図書館を漁ってましたら、面白い本を発見しました。
>
> コダーイに関する小雑誌なんですが。なんと生誕100周年記念に在日ハ
> ンガリー大使館が作成したものなんです。前半が彼の業績、後半が日本
> 人がコダーイに関して書いた随筆を収録。載っている写真はけっこう貴
> 重そうでした。こんな本ご存知でしたか?

生誕100周年の時にはコバケンの演奏もあったりして色々あったようですね、その時、私は何も知らずにハンガリーに行ってコダーイ歌ってました。暢気なものです。大使館がアカデミー関係に寄贈したものなんでしょうね。知りませんでした。

> 最近中古LP屋に言っ
> てひじょ〜に目に付くのが、コダーイの自作自演の高額LP(DG)。いつ
> も飾ってあるジャケを拝んで帰ってきます(^_^;)

こういうのってあるんですよねー。高額というのが非常に癪に触るなあ。でも、それに釣られたりなんかしてね。きっと買えないんだろうなあ。

[471] モントーとオーケストラ配置 投稿者:tombi  投稿日:01/06/12(Tue) 22:23 <URL>
今日、又、モントーを聴いていて初めて感じたんですが、モントーってオーケストラ配置は旧式(第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンを左右に分ける配置)だったのでしょうか。VPO相手のロザムンデだったのですが、非常に効果的だったので気になり始めました。

57年のVPOの録音なのですが、昨日聞いたシューリヒトも旧式配置だったような気もしてきました。クナはそうではなかったような気がしますのでVPOがということでは無いような気がします。

モントー固有の現象なのでしょうか?ご存じの方、おられましたらお教え下さい?(自分でいろいろ聞いて確かめれば良いのですが、今日初めて気が付いたもので。(^_^;)

[473] Re: モントーとオーケストラ配置 投稿者:よしじゅん 投稿日:01/06/13(Wed) 00:31
おひさです。まちがって書く前に投稿キー押しちゃった…消しといてください
_(._.)_

モントゥーは確か両翼配置だったと思います。フィリップス
に入れたロンドン響とのブラ2もそうでした。モントゥーの世代では対抗配置
はわりと普通だったと思いますよ。

対抗配置かどうかっていうのはス
テレオ録音じゃないとなかなかわからないんですよね。

[475] Re^2: モントーとオーケストラ配置 投稿者:tombi  投稿日:01/06/14(Thu) 00:04 <URL>
> モントゥーは確か両翼配置だったと思います。フィリップス
> に入れたロンドン響とのブラ2もそうでした。モントゥーの世代では対抗配置
> はわりと普通だったと思いますよ。
>
> 対抗配置かどうかっていうのはス
> テレオ録音じゃないとなかなかわからないんですよね。

よしじゅんさん、どうもです。両翼配置、こんどヴィデオで確認してみようと思っています。今はちょっと暇がないので。でも本当に曲によって効果が出るものですね。それに確かにステレオ出なければ判らない。今はなんだかこちらの方が新鮮に感じるから不思議なものです。

話は変わりますがロイヤル・フィルとのプレビンの「くるみ割り」復活したんですね。Getしておきましたよ。二つも持っていてどうすんだとの発言もありますが。でもロンドン響との方が私はしなやかで好きです。

[452] モントウの「運命」 投稿者:tombi  投稿日:01/06/03(Sun) 22:37 <URL>
モントウ・パリ音楽院の「春の祭典」・「ペトルーシュカ」のあまりの素晴らしさに刺激を受けて、今モントーを買いあさっています。「火の鳥」・シェエラザード盤、それにブラームスの2番のシンフォニー、シベリウスの2番など。しかしこのベートーベンの5番「運命」には驚愕しました。フルトベングラーの演奏に気品と気高さ色合いといったものを付加した感じといったら良いのだろうか、そんな演奏なのだ。勿論フルトベングラーの演奏に気品や気高さがないというのではない。それよりも意志や推進力の方が圧倒的なのだ。モントーの演奏を聞いていて感じたのは「音楽」でした。「運命」という音楽、ハ短調シンフォニーを音楽として聞くことって不思議なようですが、これまであまりなかったような気がします。誤解の無いように言えば「音」として聞くということです。(−面ではブーレーズはありましたが)。これまでに3番のエロイカを聴いても非常な品格を覚えたものです。ベートーベン5番「運命」の白眉ともいって良い演奏でしょう。これから大いに皆さんに宣伝したいと思います。

[455] Re: モントウの「運命」 投稿者:吉岡伊豫守爛柯 投稿日:01/06/04(Mon) 00:15
意思婆神が大喜びするでありませう。彼は門徒の総大将やのうて、モントゥー大ファンなればなり。
如何せん、身共純粋独逸的硬直主義者にて、常にモンちゃんとは一線を画すなり。

[454] Re: モントウの「運命」 投稿者:ぽぴぃ 投稿日:01/06/03(Sun) 23:23
tombiさん、お久しぶりです。

フルトヴェングラーの運命にショックを受けたのが小学6年。
家にある運命を手当たり次第に聴きまくったのですが、実はフルヴェンの次に
感動したのがモントゥーでした。滋味深いニュアンスとでもいいましょうか、
あっさりとしていながらも音楽の意味が手に取るようにわかる演奏だった
わけです。

[456] Re^2: モントウの「運命」 投稿者:TOSCA 投稿日:01/06/04(Mon) 19:27
tombi殿
モントゥの運命は好きですね。こういう演奏を飽きがこない
演奏っていうのでしょうね。セルもそうですが・・・・・
モントゥは田園もそう言う意味では良いですよ!

[438] ブルックナーの一番 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/25(Fri) 21:36
この曲コマーシャルで流れるまで知りませんでした。
ということはまだ一番を聴いておりませんでしたから・・・・
何せ順番に計画的にお金の無い人は買うのですという見本かな?
わたしは・・・
岩礁に波しぶきがあがるやつでしたね・・・例のスケルツィオ
これを聴いてまた例によって・・・「おっ」良い音楽だ!何て言う曲
と始まった訳です。曲調からいくとブルックナーだと感を働かせて
色々引っ張り出してきいたところありませんでした。
この他の番号と思い1番と6番を(これだけ抜けておりました)聴いて
見たところ一番の第三楽章に入っておりました。ここにたどり着くまで
一ヶ月くらい掛かってしまった。このとき一番はサヴァリッシュのが出ていたのみ・・・今なら腐るほどでているものを・・・後はカラヤンの全集でしたか?何故か少なかったですねぇー・・・3200円の時代ですから・・・
orfeoでしたっけ・・・この盤・・・結構気に入ってましたけどね。
今もありますが最近殆ど聴かないせいか忘れていたようです。
何せスケルツィオが冴える演奏でした。

[439] Re: ブルックナーの一番 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/27(Sun) 14:21
ショテイ盤が良いなと言われていた方がおりました。

[447] Re^2: ブルックナーの一番 投稿者:tombi  投稿日:01/05/30(Wed) 21:41 <URL>
0,1,2,というのは手元に持っていませんし、聞いてはいても殆ど記憶に残ってないです。済みませんm(__)m

[441] Re^2: ブルックナーの一番 投稿者:吉岡伊豫守爛柯 投稿日:01/05/29(Tue) 22:45
身共は、断然威勢の良いヨッフムのBPOとの旧録音(DGG)!!

[451] Re^3: ブルックナーの一番 投稿者:TOSCA 投稿日:01/06/03(Sun) 17:08
> 身共は、断然威勢の良いヨッフムのBPOとの旧録音(DGG)!!
ヨッフム盤は生真面目すぎるというかベートーヴェンの演奏で
面白う無いと思ってそれ以来手を出しませなんだ。
伊予守の殿の言が誠であれば好みに合っているということ。
機会があれば聴いてみたいものです。

[450] Robert Franz (1815〜1892)の歌曲  投稿者:吉岡伊豫守爛柯 投稿日:01/06/02(Sat) 18:49
フランツは生涯で279曲の歌曲を作曲、78rpm期機械吹き込みで米VICTOR、
88542のJohanna GadskiのIm Herbst、電気録音のHulda Lashanskaの
米VICTOR(曲目不明)、日コロムビアのJ8660〜62のErnst Wolf(Wolf
自身のピアノ伴奏)のMaedchen mit dem rothen Muendchen, Stille
Sicherheit, Du liebes Auge, Aus meinem grossen Schmerzen,
Gute Nacht, Es hat die Rose sich beklagt, Im Rhein, im heiligen
Strome, Wie das Mondes Abbild, Staendchen, Auf dem Meere,
Fuer Musik, Vergessen, Abschied, Wandl' ich in dem Wald, Marie,
Widmung他にJ5539、J5544(曲目不詳)、LPで日コロムビア、HR-1008-EVの
エリーザベト・シューマン ドイツ・リート・リサイタルに収録されてゐる、
悲しみにあふれて、小鳥よ、どこへ、安らかな信頼、願い、恋人はそこに、
母よ、安らいの歌を、おやすみ、献呈(ピアノ伴奏、ジョージ・シック)が
御座ったが、他にFranzの歌曲の78rpm、LPは出てゐたのでせうか? 
又CDになってゐるものはあるのでせうか?詳細を御存知の方御教示下さい。
お薦めの演奏、CDが御座いますでせうか?御願ひ仕る。

[303] メンデルスゾーンの交響曲全集 投稿者:吉岡伊豫守爛柯 投稿日:01/04/10(Tue) 01:50
3、4番なら、クレンペラー(3、4番)、トスカニーニ(4番)、カンテッリ(4番)、カザルス(4番)が良いだらうが、1、2、5番はマズア、ライプチィッヒ・ゲヴァントハウス管で聴いて居りますが、これもお薦めをお願ひ仕る。

[322] Re: メンデルスゾーンの交響曲全集 投稿者:tombi  投稿日:01/04/12(Thu) 23:29 <URL>
メンデルスゾーンの交響曲って感動を与える演奏をするのが意外と難しいような気がします。

3番は私はマークのLSO盤(1960年)を揚げておきましょう。レバイン、BPOをその次に。クレンペラーな名盤の誉れ高いのですが、まだ未聴なのです。誰かが「マークは水彩画だがクレンペラーは油絵である」と評していました。マークの刷り込みが入っていて、これで満足している私がクレンペラーを聴くとどう感じるのでしょうかね、興味あります。皆さん、ミュンシュも良いですよ。

4番はやはりトスカニーニですかね。カンテルリもこれ又名盤の誉れが高いのですが、これ又未聴です。若いところではレバインを揚げておきたいと思います。サバリッシュ、ニューフィルハーモニアも良く、ミュンシュも揚げておきましょう。若い頃ショルティ、イスラエルフィルの17cmLPで初めて「イタリア」聴いて感動したものの、オーケストラの響きには不満を覚えたものでした。それ以来、「イタリア」のstereo版名演を求めていますが、未だ出会えていません。

5番はトスカニーニとミュンシュを。

全集となるとやはりサバリッシュ、ニュー・フィルハーモニアでしょうか。質の高さ、内容の濃さなどから言っても。

[323] Re^2: メンデルスゾーンの交響曲全集 投稿者:菅野 投稿日:01/04/14(Sat) 19:53
 tombiさん、こんばんは。

> メンデルスゾーンの交響曲って感動を与える演奏をするのが意外と難しいような気がします。
菅:なるほど。たしかに言われてみれば、そんな感じもしますね。


> 3番は私はマークのLSO盤(1960年)を揚げておきましょう。レバイン、BPOをその次に。クレンペラーな名盤の誉れ高いのですが、まだ未聴なのです。誰かが「マークは水彩画だがクレンペラーは油絵である」と評していました。マークの刷り込みが入っていて、これで満足している私がクレンペラーを聴くとどう感じるのでしょうかね、興味あります。
菅:「マークは水彩画だがクレンペラーは油絵である」というのは
  感じ方の違いでしょうかねえ。私はクレンペラーも水彩画
  だと思います。
   その方流に評すなら、マーク(&ロンドン響)は同じ水彩画でも
  インスピレーションのままに筆を走らせた、直接的な情熱の伝わる
  水彩画であるのに対して、クレンペラー(&バイエルン放送響)は
  奥行きや色彩をしっかり把握し、じっくりじっくり描いた静寂感
  溢れる水彩画のように感じます。
   あとは聴く方の好だと思います(^^)。

[324] Re^3: メンデルスゾーンの交響曲全集 投稿者:tombi  投稿日:01/04/14(Sat) 20:48 <URL>
> 菅:「マークは水彩画だがクレンペラーは油絵である」というのは
>   感じ方の違いでしょうかねえ。私はクレンペラーも水彩画
>   だと思います。
>    その方流に評すなら、マーク(&ロンドン響)は同じ水彩画でも
>   インスピレーションのままに筆を走らせた、直接的な情熱の伝わる
>   水彩画であるのに対して、クレンペラー(&バイエルン放送響)は
>   奥行きや色彩をしっかり把握し、じっくりじっくり描いた静寂感
>   溢れる水彩画のように感じます。
>    あとは聴く方の好だと思います(^^)。

成る程。判りました。今まで購入しなくては思っていたのですが、確かEMIでも廉価版で出たように思っています。これは早々に購入しましょう。購入後、又、レスを。遅すぎるか(^_^;)

[448] Re^4: メンデルスゾーンの交響曲全集 投稿者:tombi  投稿日:01/05/30(Wed) 21:54 <URL>
> 成る程。判りました。今まで購入しなくては思っていたのですが、確かEMIでも廉価版で出たように思っています。これは早々に購入しましょう。購入後、又、レスを。遅すぎるか(^_^;)

ようやくクレンペラーの「スコットランド」を購入。聞きました。遅きに失した感無きに非ずですが、やはりクレンペラーのメンデルスゾーンは真っ先に聞くものじゃないですね。

駅弁を購入しながらの鈍行列車の旅の味わいというか、今まで車でしか走ってなかったところをゆっくりと歩いてみると全然違った景色が現出してくるというか、このニュアンス、味わいに堪らないものを感じました。これは正にいいですね。代表盤と言って良いでしょう。「真夏の夜の夢」とともに。私は「荘厳ミサ」は世評は非常に良いのだけれど、いまだにかえません。それよりは「幻想」や「新世界」を聞いてみたいと感じました。

[449] Re^5: メンデルスゾーンの交響曲全集 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/30(Wed) 22:43 <URL>
> ようやくクレンペラーの「スコットランド」を購入。聞きました。遅きに失した感無きに非ずですが、やはりクレンペラーのメンデルスゾーンは真っ先に聞くものじゃないですね。

tombi殿は最初に急行列車を聴いたから尚更のことでしょう。
私の場合は最初からクレンペラーでしたからこういう曲だと
思っておりましたしメンデルスゾーンの旅行記(手紙かな?)などを読むと
旅情が・・・聴いている音楽とマッチしていたようです。
ということで最初に聴いた演奏家のもので感動するとそれが定着する
のですね。頭のこの辺に・・・(^^)

[317] メンデルスゾーンの交響曲第1、2番 投稿者:吉岡伊豫守爛柯 投稿日:01/04/11(Wed) 22:33
のお薦めが少ないのう。

[319] Re: メンデルスゾーンの交響曲第1、2番 投稿者:ぽぴぃ 投稿日:01/04/11(Wed) 23:42
> のお薦めが少ないのう。

1番はブリュッヘンの指揮で聴いた覚えがありますが、CDは持っていません。
2番「賛歌」もいつか聴こう聴こうと思っているんですが…。

[320] Re^2: メンデルスゾーンの交響曲第1、2番 投稿者:吉岡伊豫守爛柯 投稿日:01/04/12(Thu) 00:01
> 2番「賛歌」もいつか聴こう聴こうと思っているんですが…。
これは1回宝塚歌劇場での大フィルの公演を聞いた事が御座る。
パーマンと云ふTV漫画が有ったが、この主題歌「真っ赤なマントをひるがえし」と云ふ所と同じメロディー!!

[321] Re^3: メンデルスゾーンの交響曲第1、2番 投稿者:ぽぴぃ 投稿日:01/04/12(Thu) 00:19
> パーマンと云ふTV漫画が有ったが、この主題歌「真っ赤なマントをひるがえし」と云ふ所と同じメロディー!!

えええっ??パーマンは小学生の頃本当に大好きで、おもちゃの
ヘルメットとマントを買ってもらって喜んでいたぐらいなんですよ!
「賛歌」を聴くと童心に返るのかしら?

[316] Re: メンデルスゾーンの交響曲全集 投稿者:ぽぴぃ 投稿日:01/04/11(Wed) 21:41
「スコットランド」はクレンペラー、「イタリア」はトスカニーニが
相場と決まっていますが、「スコットランド」ならペーター・マーク指揮
ベルン交響楽団、「イタリア」はガーディナー指揮ウィーン・フィルなどは
いかがでしょう?(ウィーン・フィルしか知らんのかと言われそう(^-^;;)

マークは最近マドリード交響楽団と再録音しましたが、幻想的な美しさが
際立つベルン盤よりずっと濃厚な味わいに仕上がっています。
ただしオケが技術的に少し弱いかな。

[305] Re: メンデルスゾーンの交響曲全集 投稿者:TOSCA 投稿日:01/04/10(Tue) 18:51
4番はトスカニーニかオーマンディ、5番もトスカニーニかアバド
3番はクレンペラーかカラヤン2番はサヴァリッシュ1番はカラヤン
と言うところでしょうか。
特に3番のクレンペラーは絶品だと・・・古城エディンバラ城の暗い歴史を
考えるとこれ以上暗澹たる曲想を持って演奏されている例はないように思いますよ。つい余計なことを・・・(^^;

[312] Re^2: メンデルスゾーンの交響曲全集 投稿者:菅野 投稿日:01/04/10(Tue) 21:01
 TOSCAさん、こんばんは。

> 4番はトスカニーニかオーマンディ、5番もトスカニーニかアバド
菅:おっ、オーマンディとは思いつきませんでした。
  ぜひ聴いてみたい一品です。

> 3番はクレンペラーかカラヤン2番はサヴァリッシュ1番はカラヤン
> と言うところでしょうか。
> 特に3番のクレンペラーは絶品だと・・・古城エディンバラ城の暗い歴史を
> 考えるとこれ以上暗澹たる曲想を持って演奏されている例はないように思いますよ。つい余計なことを・・・(^^;
菅:イエイエ、TOSCAさんだけではございませんよ。
  私もクレンペラーの「スコットランド」はお気に入りです。
  特にバイエルン放送響との演奏は素晴らしいですねえ(^^)。

[435] 皆さん、一番好みの録音は? 投稿者:tombi  投稿日:01/05/24(Thu) 21:32 <URL>
今、メジャーの録音・販売業界の、統合・再編が進んでいます。昔からこの業界あのHis master's voice の犬のニッパーくんがEMIだったり、RCAだったりとか訳の判らないことが多いのですが、ちょっとここらへんでレーベルで音のイメージを纏めておきたいような気がします。
皆さんの自分にとって一番満足のいく録音。レーベルはどこでしょうか?ちょっと難しいですが。

私はDECCAが各楽器の分離等から言って一番好きなような気もしますが、本当のところはDGのゲゼルシャフトと言って頃の(例えばベームのモーツアルト40・41番)録音が一番自然で好みに合っているような気がします。PHILIPSもそういえばイムジチの「四季」をとってみても判るように自然な録音でしたね。
(DECCAのカルショーやEMIのレッグの哲学、それにRCAのリビングステレオの技術・財力も面白いのですが。)皆さん、如何ですか?

[436] Re: 皆さん、一番好みの録音は? 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/24(Thu) 22:20
LPのころはEMIでしたがさらっとした感じの音が好きでしたが
CDになってからはどこも一緒じゃないの?と思うようになってきました。
当たり前ですが良いのは良い・・・そして悪いのは悪い・・・
Victorのリヒテル平均率は最悪・・・失礼
良い録音でしたね。それはDECCAですがね・・・(^^)
ここに適う録音ないでしょう(総トータル比で最優秀録音をカウントすると
一位なのでは・・・推測)
傑作がわたしの好きなショルティのリングで決まり・・・(強行突破)
tombiさんの言われているのはどの盤なのか?多分アーヨのミリオンセラー
でしょう?だとするとLP時代の傑作ですね。重圧な弦の響きが広がるトーン
どれも素晴らしい。
ワンポイントマイク使用のDENONも良い。例えばインバルのマーラー
4番なども良いし、ノイマンの新世界最初のディジタル録音も良かったです。

[437] Re^2: 皆さん、一番好みの録音は? 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/24(Thu) 22:23
> ワンポイントマイク使用のDENONも良い。例えばインバルのマーラー
> 4番なども良いし、ノイマンの新世界最初のディジタル録音も良かったです。
どこが良いかというと楽器固有の美しさを強調するような録音とでも
いうのでしょうか。要するにソロをクローズアップさせるような録音とでも
行っておきましょう。(あくまで私の感想ですから・・・(^^))

[442] Re^3: 皆さん、一番好みの録音は? 投稿者:吉岡伊豫守爛柯 投稿日:01/05/29(Tue) 22:57
身共的には、1953〜1970年頃迄のDGG、オーケストラの真中に居るのかと錯覚するやうな個々の音を捉えたシャープな録音、ライカのカメラで撮影したやうで御座る。世評の高いDECCAは、ゾフィエンザールでのVPOの音はややデフォルメされた感じが致す故、タンノイで御座るな。HMVのVPOの録音はかのムジークフェラインザール大ホール、DGGとDECCAの間のやうな音で、若干没個性的、リプトン・ティーバックで御座るかのう。米RCAはDECCAに相通じる所があるやうで、グラマラスなリンカーンぢゃのう。米コロムビアはモノラル期は何となくDGGを思はせる固い音質、ステレオはなんぢゃかハイ上がりで重厚さに欠けるやうな感じが致した、ラスベガス調で御座るか。蘭PhilipsもDGGと同傾向の録音で御座ったのう。

[446] Re^4: 皆さん、一番好みの録音は? 投稿者:tombi  投稿日:01/05/30(Wed) 21:34 <URL>
非常に判りやすく共鳴するところが多いですが、

>世評の高いDECCAは、ゾフィエンザールでのVPOの音はややデフォルメされた感じが致す故、タンノイで御座るな。

は判らなかったですね。最後の部分。タンノイという所が。タンノイは自然だと思っていましたから。ここだけいきなりスピーカーになってしまうのも(でも判りますが(^^ゞ)では理想のスピーカーはと聞くのも愚の骨頂でしたね。又、恐怖の館に行ってからということで・・・・。

[405] 無題 投稿者:あ〜ちゃん 投稿日:01/05/07(Mon) 01:26 <URL>
クロード・ドビュッシーの主題による瞑想曲

[444] Re: 無題 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/29(Tue) 23:13
> クロード・ドビュッシーの主題による瞑想曲
a-chanはこうもかく・・・猫のお名前ですかな?
違ったら失礼・・・ちょっと心当たりがあったものですから(^^;

[411] Re: 無題 投稿者:tombi  投稿日:01/05/07(Mon) 23:26 <URL>
あーちゃんさん、初めまして。

> クロード・ドビュッシーの主題による瞑想曲

何気なくつぶやいて頂いて有り難うございます。これだけで、コダーイの頁を見ていただいたこと判りますから、嬉しいです。これからも又宜しくお願いします。そちらも覗かせてもらいましたよ。

[393] ドボ7 投稿者:円谷 投稿日:01/05/04(Fri) 23:58
ドヴォルザークの交響曲の中で、8番や新世界と比べると
ポピュラリティで劣る7番ですが、私がドヴォルザークのシンフォニーで
一番好きなのはその7番だったりします(^^)

7番は「ドヴォルザークのブラ3」というわかったようなわからない
ような評言で知られていますが(^^;)、ドヴォルザークらしい親しみ
安さには他の2曲に比べると欠けるかもしれませんが、8番と並んで、
彼の個性がストレートに表現された名曲だと思います。
私にはなぜこうも知名度が低いのか、納得できない(^^;)

この曲の演奏で私が最も気に入っているのは、
先日DECCA Best 100シリーズで再発売されたケルテス/ロンドンso.
の演奏。この録音で聴くと、ロンドンsoはちょっとイギリスのオケ
とは思えぬ野性味があって、ケルテスの棒に応えて熱い演奏を繰り広
げています。

[396] Re: ドボ7 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/05(Sat) 23:56
> この曲の演奏で私が最も気に入っているのは、
> 先日DECCA Best 100シリーズで再発売されたケルテス/ロンドンso.
> の演奏。この録音で聴くと、ロンドンsoはちょっとイギリスのオケ
> とは思えぬ野性味があって、ケルテスの棒に応えて熱い演奏を繰り広
> げています。
ケルテスのドヴォルザークはどれも良いですね。わたしも大好きですね。
特に9、7、8番が良いですよね。あとは何回も聴いたことがないものです
から解りませんけど・・・もっとも7番はセルの演奏を聴いて開眼した口
ですよ。整然とした厳格な演奏ではありますが各フレーズが解りやすく
素人には理解し易いのではと思います(素人曰く)

[398] Re^2: ドボ7 投稿者:tombi  投稿日:01/05/06(Sun) 00:00 <URL>
> ケルテスのドヴォルザークはどれも良いですね。わたしも大好きですね。
> 特に9、7、8番が良いですよね。あとは何回も聴いたことがないものです
> から解りませんけど・・・もっとも7番はセルの演奏を聴いて開眼した口
> ですよ。整然とした厳格な演奏ではありますが各フレーズが解りやすく
> 素人には理解し易いのではと思います(素人曰く)

おっと、TOSCAさんの方が先でしたか。開眼は同じでしたが、ちょっと視点がずれましたかね。私は通向き、TOSCAさんは素人向き。ひょっとしたら万人向きかな。

[394] Re: ドボ7 投稿者:Syuzo 投稿日:01/05/05(Sat) 10:07 <URL>
ケルテスのロンドン響とのドヴォルザークは全集盤ですね。
#8、#9ともいいですねぇ(^^)。
#9は「新世界」の小生のフェヴァリッツだったりします。
同じケルテスでも、WPh盤よりもアンサンブルは荒っぽいですが
野性味があり、
これが本当にロンドンのオケ?ってな面白さがありますね(^^)。

[395] Re^2: ドボ7 投稿者:円谷 投稿日:01/05/05(Sat) 11:16
> 同じケルテスでも、WPh盤よりもアンサンブルは荒っぽいですが
> 野性味があり、
> これが本当にロンドンのオケ?ってな面白さがありますね(^^)。

そうなんですよ。同時期、同レーベルへの他の録音、例えば
モントゥーとの録音などと比べると、別のオケではないかと
思うくらい(^^;)、ケルテスとの共演ではボヘミア化(?)してますよね。

特にティンパニの印象が強烈で、初めて聴いたとき、
あんまりにもティンパニが雄弁なんで、
叩いているのはゾンダーマン氏かと思った(^^;)

[397] Re^3: ドボ7 投稿者:tombi  投稿日:01/05/05(Sat) 23:56 <URL>
>syuzoさん
あ、syuzo さんもどうもです。今日はご苦労様です。
近日中に宿題をば。

>円谷さん
ドボ7、ケルテスのものもあったんですね。私もshuzoさん同様ケルテスの「新世界」はfavoriteです。一番はバーンスタイン。NPOなんですけれどね。ケルテスの「新世界」も間違えて購入した為に2枚とも持っています。でもおかげで、カップリングでケルテスの「ハーリー・ヤーノシュ」も手に入れることが出来た。「新世界」であれほどの名演を残したケルテスです。期待出来そうですね。

そうか、今回のDECCAの1kシリーズにドボ7,8が入っていたんですね。意外と見落とすものです。Kna-parcに圓谷さんが記していたワーグナーも、その前に買おうかと思って、結局はLPの方が全体的な音質が優れているからと思って買うの止めてしまったのです。(私はどちらかと言えばLP派です。CDになってから良くなったモノって殆どないと感じています。)それに我が家で人にやって無くなってしまった「舞踏への勧誘の」のLPに入っていたハズの軍隊行進曲入ってなかったですよね。でも、あのカキコやら、今回のカキコ見て今購入しておこうと思っています。

ドボ7については、うちの私家盤に記した通りですが、正直な所、スウィートナーのものは朴訥さは朴訥さで良いのですが、訴求力に乏しいような気がします。大雑把にドボ7はこういう曲なんだよと捉えるにはいいかも知れませんが、それだけ聴いて終わってしまったら不幸だと思えます。これを聞き終えてセル・クリーブランドを聴くと正に目から鱗です。セルのドボ8はドボ8全体の中でも名盤中の名盤に数えられているくらいですから、今は殆どが7-8でカップリングされていますから、この1枚も絶対お得な1枚だと思います。

さて、話が前後しましたが、セルのドボ7、これもドボ8に劣らず素晴らしいものです。ケルテスの先輩にもあたる人ですが、イシュトバンという完全なマジャール人であるケルテスに比べ、セルはブダペスト生まれというだけで、3歳以降はウィーンで過ごしていますから何とも言えないんですが。セルはSONYの硬い音質の録音もあって非常に損をしている面もありますが、亡くなって今こそ、その価値が再認識されつつあるように思います。それというのも彼の持つ完璧主義があればこそですが。非常に完璧、時にはクールとも感じられる時もありますが、なかなかどうして聞き込めば聞き込むほど、味わいがあり、シューリヒトに似た、正に通の味という気がします。
一楽章の冒頭から深い広がり、それに全楽章を通じて木管やホルンの美しさといったらこれに敵うモノは無いとも思われる程です。フルート。オーボエ・クラリネット・ホルンの一音一音が正に意味を持って鳴り響き、ドボ7独特の民族性に華を添えます。これ程の訴求力はあるだろうかと思わせます。スウィートナーではあのチャーミングな3楽章位しか、心に響かなかったものが、第1楽章の冒頭から、正に真骨頂の魅惑的なポーコ・アダージョの2楽章、「新世界」を予感させるスケルツオ、終楽章のクライマックスと展開されていきます。もし、ドボ7がつまらないと言う人がいたら真っ先に聴かせたいのが、このセル盤だと感じています。もし、それでも判らないという人がいれば、その人はドボ7とは無縁だとも。セルの完璧主義は弦にまで及び、弦の厚みを期待する人には難があるかもしれません。そんな所が室内楽的、完璧主義と言われる所以かも知れませんが。フルトベングラーのような弦のズレ、ブレはないのです。後は、DECCAとSONYの録音の違いでしょうか。違いの判る・・・・味ですよ。

ケルテスのいドボウザークは非常に興味あるので購入予定でいます。(一応ハンガリーのサイトでもあることだし(^_^;)

[401] Re^4: ドボ7 投稿者:ぽぴぃ 投稿日:01/05/06(Sun) 07:03
ドヴォルザークの7番も8番と並んで大学オケでのめりこんだ最愛の曲です!
この7番は室内楽的なアンサンブルが要求され、演奏が本当に難しいんです。
CDでもけっこうばらばらな演奏が多かったりします(^-^;;。

僕も多聞に漏れずケルテスから入りました。
今では多少音が古くなりましたが、この曲の演奏の原点といってもいい
でしょう。

最近のお薦めはドボ8でも挙げたチョン・ミュンフン/ウィーン・フィル。
幻想的な美しさ、鋭い斬れの良さが曲にぴったりです。

面白さではシルヴェストリ/ウィーン・フィルでしょうか。
緩急の激しさ、歌い方の濃厚さはいささかやりすぎといえるぐらいですが
(アンサンブルはルーズ(^-^;;)、個人的には非常に参考になったものです。

[407] Re^5: ドボ7 投稿者:tombi  投稿日:01/05/07(Mon) 23:11 <URL>
> 最近のお薦めはドボ8でも挙げたチョン・ミュンフン/ウィーン・フィル。
> 幻想的な美しさ、鋭い斬れの良さが曲にぴったりです。

ミュンフン・エーテボリじゃやなくてVPOなんですよね。


> 面白さではシルヴェストリ/ウィーン・フィルでしょうか。
> 緩急の激しさ、歌い方の濃厚さはいささかやりすぎといえるぐらいですが
> (アンサンブルはルーズ(^-^;;)、個人的には非常に参考になったものです。

コンスタンチン・シルヴェストリと聞いてびっくりしましたよ。
フルネと並んでN響の指揮者、デュトワの先輩。+VPOですか。面白そうですね。

[402] シルヴェストリ! 投稿者:リベルテ 投稿日:01/05/06(Sun) 17:42 <URL>
> 面白さではシルヴェストリ/ウィーン・フィルでしょうか。

私も同感ですね。
シルヴェストリのドヴァルザークは7,8,9とあり、どれも話題盤で、
9番が1番話題に上るのですが、やはり感動的なのはこの7番ですね。
玄人好みという人もいますが、最も味わい深いですね。
順番をつければ7>9>8だと思います。
これはオーケストラの質も関係しているのかな?

[409] Re: シルヴェストリ! 投稿者:tombi  投稿日:01/05/07(Mon) 23:15 <URL>
> > 面白さではシルヴェストリ/ウィーン・フィルでしょうか。
>
> 私も同感ですね。
> シルヴェストリのドヴァルザークは7,8,9とあり、どれも話題盤で、
> 9番が1番話題に上るのですが、やはり感動的なのはこの7番ですね。
> 玄人好みという人もいますが、最も味わい深いですね。
> 順番をつければ7>9>8だと思います。
> これはオーケストラの質も関係しているのかな?

ここでもシルヴェストリ。なによりビックリしたのは、皆さん箱モノを良く買って聴いておられるということです。

[408] Re: シルヴェストリ! 投稿者:ぽぴぃ 投稿日:01/05/07(Mon) 23:15
> シルヴェストリのドヴァルザークは7,8,9とあり、どれも話題盤で、
> 9番が1番話題に上るのですが、やはり感動的なのはこの7番ですね。
> 玄人好みという人もいますが、最も味わい深いですね。
> 順番をつければ7>9>8だと思います。
> これはオーケストラの質も関係しているのかな?

リベルテさん、はじめまして!
新世界の猪突猛進もすごいですが、繰り返し聴くとなると7番ですね。
Wphのオーボエやホルン、クラなどが奏でるちょっとしたフレーズにも
香りと歌があって、チョン・ミュンフンの時のWphよりも好きです。

[400] Re^4: ドボ7 投稿者:円谷 投稿日:01/05/06(Sun) 01:06
>Kna-parcに圓谷さんが記していたワーグナーも、その前に買
>おうかと思って、結局はLPの方が全体的な音質が優れているからと思って買う
>の止めてしまったのです。(私はどちらかと言えばLP派です。CDになってか
>ら良くなったモノって殆どないと感じています。)それに我が家で人にやって無
>くなってしまった「舞踏への勧誘の」のLPに入っていたハズの軍隊行進曲入っ
>てなかったですよね。でも、あのカキコやら、今回のカキコ見て今購入しておこ
>うと思っています。

 いやー、でも私の感想は、K15CシリーズのLPを、並以下の装置で聞いていた人間の
ものですから(^^;) 状態のよいLPをよい装置で聞いていた方は、今回のCD化にもき
っと別の感想をもつのでは?

 セルのドヴォルザークにはスラブ舞曲を聞いて魅せられました。ドボ7は未聴です
が、TOSCAさんとtombiさんがおっしゃることは想像できます。観点が異なるとはいえ、
お二人のお勧めとあらば、これは聞かねばなりますまい(^^)

[406] Re^5: ドボ7 投稿者:アタナエル 投稿日:01/05/07(Mon) 08:44
 横からすいません。ドボ7は私も大好きなもので・・

 私の一番の愛聴盤は TAHRA から出ているアンチェル&ヘッセン放響の
ものです。ずっしりと腰の重い正攻法の演奏で、よく聴くと細部は
揺らしていたりするのですが作為を感じさせません。総奏の深い響きと
ソロの味わい、そして、なんといっても、ライブならではの感興。
ベームのチャイコ4番といい、ライブのヘッセン放響ってずいぶん熱っぽいですよね。
 次によく聴くのはシルヴェストリ& VPO です。

[410] Re^6: ドボ7 投稿者:tombi  投稿日:01/05/07(Mon) 23:23 <URL>
>  私の一番の愛聴盤は TAHRA から出ているアンチェル&ヘッセン放響の
> ものです。ずっしりと腰の重い正攻法の演奏で、よく聴くと細部は
> 揺らしていたりするのですが作為を感じさせません。総奏の深い響きと
> ソロの味わい、そして、なんといっても、ライブならではの感興。
> ベームのチャイコ4番といい、ライブのヘッセン放響ってずいぶん熱っぽいですよね。

これも変化球でしたね、ノイマンでも無く、チェコフィルでもなくヘッセン放送響とは渋いです。

>  次によく聴くのはシルヴェストリ& VPO です。
これもこんなに人気があるとは。時価いくらの世界でしょうか。
なんとなく惹かれる組み合わせではあります。

ドボ7、こんなに人気があるじゃないですか>円谷さん

[412] Re^7: ドボ7 投稿者:円谷 投稿日:01/05/07(Mon) 23:35
> ドボ7、こんなに人気があるじゃないですか>円谷さん

ほんとに。こんなにドボ7が好きな人がたくさんいてよかった(^^)
でも、ぼびぃさんがおっしゃっていたように、演奏する側は難しいし、
新世界と比べるとドヴォルザークらしい親しみやすさには欠けるので、
演奏会で取り上げられる回数はやっぱりどうしても少ないんですよねぇ。

セルはともかく、シルヴェストリは寡聞にしてまったく知らなかった
ので、みなさんの賛辞を見てちょっとびっくりし、また興味がわきました。
昨日セルのドボ7と合わせて注文しました。自分にはどう聞えるか、
いまから楽しみです。

[429] Re^8: ドボ7 投稿者:tombi  投稿日:01/05/17(Thu) 23:17 <URL>
私もDECCAのケルテスのドボ7・8購入してきました。

いやあ、やんちゃ小僧ですね、ケルテス。ホントにティンパニは凄い、ホルンも逞しい。非常に元気の出るドボ7でした。昔、若かった頃買って今持って私のNO.1であるバーンスタインの「新世界」を思い出させました。

で感じたのは、ひょっとしたら、この演奏で満足されている円谷さんにはセルの演奏はもの足らなく思えているのではないかしらということです。
全然指向性が違いますものね。血気盛んな若者と酸いも甘いも判った大人の違い見たいに思えます。今、私は両方とも好きですが(もともと私はハンガリー系の指揮者大好きなので)これから何度も聴くといったらセルなのかなといった気もしています。ケルテスは元気の良いときか、或いは逆に落ち込んでいる時に聞くといった感じもします。しかし、ドボ8と併せて、おかげさまで良い一枚を手に入れることが出来ました。

[430] Re^9: ドボ7 投稿者:円谷 投稿日:01/05/19(Sat) 01:24
このスレッド、まだ生きてたんですね(^^;)

> で感じたのは、ひょっとしたら、この演奏で満足されている円谷さんにはセルの演奏はもの足らなく思えているのではないかしらということです。

みなさんからお薦めのあったセルとシルヴェストリのドボ7が
先日入手でき、何回か聞いてみました。

tombiさんのご心配とは裏腹に(^^)、
セル、私は非常に楽しみました。
セルは音響的にはすっきりしているので、
あっさりした演奏というような世評がありますが、
どうしてどうして、そのすっきりした音響の影で
結構大胆なアゴーギグで歌いまくってますね。
聞いていて思わず微笑してしまったり、
どきりとさせられる場面が度々ありました。

ケルテスはマッシブで大胆な音響のわりに、
作りはわりとストレートだと思うのですが、
すっきりした音響の中で大胆な音楽作りをするセルとは
ちょうど好一対という気がします。

シルヴェストリはまたぜんぜん傾向がちがって、
これはこれで面白かったです。
ただ、やっていることは相当に大胆不敵なのに、
初めてセルの演奏を聞いたときのような新鮮な驚きが
あまり感じられなかったのが、我ながら不思議。なんでだろ?

[424] 交響詩「モルダウ」の名演はいずこ 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/14(Mon) 20:36
言わずと知れたこの名曲
あの何とも言えない名旋律が流れると思わず聞き耳をたて
聴き入ってしまうほど素晴らしい。
わたしはカラヤン・ファンであるが自然体で演奏するクーベリックの
モルダウに清き一票を投じる。POCG-90293
あの聖ヨハネの滝を決して過剰な演出を労することなく(とはいっても
そうもいかぬか)極めて描写がリアルに再現された例は久々である。
もう一つはトスカニーニ盤これは好みがわかれるから止めましょう・

[428] Re: 交響詩「モルダウ」の名演はいずこ 投稿者:tombi  投稿日:01/05/17(Thu) 23:03 <URL>
TOSCAさん、遅くなりました。少々疲れ気味でして。この年になると土日がないというのは酷です。

「モルダウ」は私が生まれて初めて買ったLPですよ。17cm(EPだったかも知れません。)ストコフスキー・RCA交響楽団のもの。
冒頭のフルートの美しさから、又、夜の場面の美しさなどに圧倒されました。しかし、いつか隣から流れてきた「モルダウ」と違うということを発見。このストコフスキー盤、カットのあるものでした。

Ma Vlast ではノイマン・チェコフィルでしょうか、最初に購入したのは。全体の流れを俯瞰して「あ、モルダウのこの旋律はこれがテーマだったのかと納得したものです。」モダンなそれでいて祖国愛溢れる滋味豊かな演奏だったと思います。クーベリックはやはりボストンのものを所持しています。あの時のあのライブはやはり歴史的な価値はあるとは思うモノの、「リベルテ」さんの言われる通り、私もじっくり繰り返し聴くにはボストン盤だと思っています。

> もう一つはトスカニーニ盤これは好みがわかれるから止めましょう・

いえいえ、ご謙遜を。これほど立派な演奏はありません。メリハリのこれほど効いた演奏はないと思います。トスカニーニらしさがこれほど出ている演奏というのも珍しいですね。歌わせるべき所はたっぷりと歌わせ、、又ヨハネの急流でのティンパニーのローリングの凄さといったらありません。自然の驚異といったものすら感じさせる演奏だと思います。「新世界」も超のつく名演だけに、私にとっては宝物のCDです。

[425] Re: 交響詩「モルダウ」の名演はいずこ 投稿者:リベルテ 投稿日:01/05/15(Tue) 17:08 <URL>
> わたしはカラヤン・ファンであるが自然体で演奏するクーベリックの
> モルダウに清き一票を投じる。POCG-90293
> あの聖ヨハネの滝を決して過剰な演出を労することなく(とはいっても
> そうもいかぬか)極めて描写がリアルに再現された例は久々である。
TOSCAさんどうもです。
クーベリックの「モルダウ」というと色々名盤。話題盤もありますが、
演奏だけ選べば、このボストン響との録音が最上の仕上がりです。

> もう一つはトスカニーニ盤これは好みがわかれるから止めましょう・

で、私のお薦めはアンチェル盤。これはトスカニーニとクーベリックの
良いとこ取りといった風に私には思えているのですが、

[427] Re^2: 交響詩「モルダウ」の名演はいずこ 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/16(Wed) 19:43
> クーベリックの「モルダウ」というと色々名盤。話題盤もありますが、
> 演奏だけ選べば、このボストン響との録音が最上の仕上がりです。
リベルテ殿もそう思われますか?嬉しいですね・・・・
何故ってわたしの馬鹿耳もすてたものじゃないってことさ・・・

> で、私のお薦めはアンチェル盤。これはトスカニーニとクーベリックの
> 良いとこ取りといった風に私には思えているのですが、
アンチェルでございましょうか?うーん、まだきいてないですね。
機会があれば聴いてみよう・・・メモメモ・・

[416] 初めてのANNER BYLSMA 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/08(Tue) 20:48
圓谷殿の影響かアンナー・ビルスマのCDを何となくゲットというか
借り物を何して聴いてみました。タイトルは「17世紀のチェル音楽」
はっきり言いますと解りません・・・(^^;
だいいち曲目がピンとこないしフレスコバルディなる作曲家も解りません。
ようやくドメニコ・ガブリエッリというのが出てきてこりゃ偉い古い音楽
よのぉーとぶったまげた次第。
彼の弾くチェロがどういうチェロなのか以前解らないという状況でした(--;
また聴いてみましょうほどに・・・
馴染みの曲で、おっという凄い演奏はないのかな?

[417] Re: 初めてのANNER BYLSMA 投稿者:円谷 投稿日:01/05/08(Tue) 22:36
うーーーん(^^;)

「17世紀のチェロ音楽」はビルスマの代表盤のひとつでして、
これでピンとこないとなると、これはもう致し方ないかと...

あえて申し上げれば、いつの時代のどんな作曲家であるかとか、
どんな楽器を使っているかとか、そもそもビルスマが演奏しているか
どうかということも全部とっぱらってみて、
まっさらの白紙の状態で聞いてみてはいかがでしょうか? 
それでTOSCAさんの琴線に触れるものがなければ、ビルスマも、
彼が取り上げている曲もそれまでのもの、ということではないかと。

いいわけめいてしまいますが、ビルスマの解釈も、演奏されている
曲も、強烈な説得力で100人のうちの80人、90人を納得させるという
類の音楽ではありませんので、TOSCAさんのような反応をされるのも
ある意味仕方ないとは思います。何しろ、叫んだり、演説したりする
音楽ではなく、「しゃべる」「語る」音楽の巨匠ですから、ビルスマは。


> 馴染みの曲で、おっという凄い演奏はないのかな?

馴染みの曲、ということではやはりバッハの無伴奏チェロ組曲の
新・旧両録音でしょうか。カザルスの演奏をこの曲の旧約聖書とすれば、
ビルスマの演奏は新約聖書にも比すべき演奏と思います。この曲の
演奏録音史上初めて、カザルスの呪縛から解放された演奏だと
私は信じております。

あと、リベルテさんお勧めのボッケリーニのソナタも忘れがたい名演です。
が、これも一般には馴染みは薄いか...

[419] Re^2: 初めてのANNER BYLSMA 投稿者:円谷 投稿日:01/05/09(Wed) 05:50
一夜明けて自分の投稿を読みなおしてみて、うーん、偉そうですね(^^;)
すみません。

代表盤とはいえ、古楽に普段親しんでいない方にはやはり
17世紀はちと遠すぎて、聞いてもなかなか楽しめないかもしれませんね。

一般的に馴染みのレパートリーとなるとやはりバッハ以降、
あるいはハイドン以降の曲でしょうか。

無伴奏チェロ組曲はすでにあげましたが、他にお薦めとしては
ハイドンのチェロ協奏曲などはいかがでしょう? 一般的な演奏を
色彩を楽しむ演奏と例えられるなら、ビルスマのそれはテクスチュアを
楽しむ演奏といえるでしょう。ハイドンの管弦楽の起伏、奥行きが
生き生きと描かれていて、聞いていてすこぶる楽しい演奏です。

それからベートーヴェンのチェロ・ソナタやシューベルトの
アルペジオーネ・ソナタ、さらにブラームスのチェロ・ソナタなども
作曲者の呟き声まで聞えるような演奏で、静かな深夜に聞くと
心打たれる演奏です。

またビルスマが主催するアンサンブル「ラルキブデッリ」の
演奏にも(かなり出来、不出来はありますが)名演がいくつかあります。
例えばメンデルスゾーンの八重奏曲は、曲のもつはつらつとした
イタリア的なエネルギーがはじけんばかりで、
落ち込んだときに聞くとうきうきしてきます(^^)
意外なところではブルックナーの弦楽五重奏曲の録音などもお薦めです。

[421] Re^3: 初めてのANNER BYLSMA 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/09(Wed) 19:31
> それからベートーヴェンのチェロ・ソナタやシューベルトの
> アルペジオーネ・ソナタ、さらにブラームスのチェロ・ソナタなども
> 作曲者の呟き声まで聞えるような演奏で、静かな深夜に聞くと
> 心打たれる演奏です。

圓谷さん・・・がっかりさせちゃってすいませんね。
わたしは・・・ほらっ・・・随分と耳が馬鹿ですから何回も聴かないと
解らないのですよ(^^;;
上記のベートーヴェンやシューベルトはよく知っておりますので
何かをつかめるかも知れません。(^^)
ご教授ありがとうございました。

[418] Re^2: 初めてのANNER BYLSMA 投稿者:江戸川の室伏 投稿日:01/05/09(Wed) 00:07
江戸川の室伏です。
ベートーヴェンのトリプルコンチェルトなぞはいかがでしょうか?
わたしは文化会館で聴きました。


>
> 馴染みの曲、ということではやはりバッハの無伴奏チェロ組曲の
>
> あと、リベルテさんお勧めのボッケリーニのソナタも忘れがたい名演です。
> が、これも一般には馴染みは薄いか...

[426] Re^3: 初めてのANNER BYLSMA 投稿者: 投稿日:01/05/16(Wed) 13:08
> ベートーヴェンのトリプルコンチェルトなぞはいかがでしょうか?
> わたしは文化会館で聴きました。

私も上記、聞きました。3回位聞いたと思います
ビルスマ氏の凄いところは生演で最も発揮されるのでは?
バロックセッティングのチェロにして
(そのセッティングが何時の時代を念頭にしているかはいろいろですが)
モダンチェロと変わらないほど音量が大きいのです。
上品というより力強いピリオド楽器奏者だと思ってます。

CDでは本来の音量は分からない(増幅されてますから)ですよね。

弾きっぷりは、ロストロ氏に近いものを感じました。
エネルギッシュさも印象強いです。

[422] Re^3: 初めてのANNER BYLSMA 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/09(Wed) 19:33
> 江戸川の室伏です。
> ベートーヴェンのトリプルコンチェルトなぞはいかがでしょうか?
> わたしは文化会館で聴きました。
いやぁー・・・どうもです。<室伏さん
ベートーヴェンのトリプルですね。聴いてみたいですね。(^^)

[420] Re^3: 初めてのANNER BYLSMA 投稿者:リベルテ 投稿日:01/05/09(Wed) 17:53 <URL>
> あと、リベルテさんお勧めのボッケリーニのソナタも忘れがたい名演です。
> が、これも一般には馴染みは薄いか...
ここまでふられて登場しないわけにはいかないでしょう(^^;

最も私の場合、最初にビルスマのCDに触れたのは、ボッケリーニではなく、
バッハの無伴奏でした。
その他にブランデンブルグ協奏曲に参加しているものも印象に残っております。
でボッケリーニには流石に自分でも本が書けると豪語しているだけのことはあります。
録音も結構沢山あり、チェロソナタやチェロ協奏曲は複数回録音しています。
で、同じ曲でも後の録音のほうが、自在な表現とより繊細な演奏でビルスマらしいと私には感じられます。
チェロソナタでギターを通奏低音に起用した盤だけはそれだけでも別格の存在価値がありそうです。
ボッケリーニに限らないのですが、ビルスマの凄さというのは、独奏よりアンサンブルの中でさらにその音楽性が生きるように思えます。
ボッケリーニでは日本人を中心としたボッケリーニ弦楽四重奏団との協演などその好例と思われます。

[423] Re^4: 初めてのANNER BYLSMA 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/09(Wed) 19:36
> バッハの無伴奏でした。
> その他にブランデンブルグ協奏曲に参加しているものも印象に残っておりま>す。

バッハの無伴奏が最終的には一番良いかもと思っております。
機会があったらボッケリーニと合わせて聴くことにしましょう。
何せ時間のない人ですから・・・(--;

[399] ラフマニノフ Pコン2番 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/06(Sun) 00:08
先日聴いた中にラフマニノフの自作自演盤がありましてね・・・
ストコフスキーの演奏するフィラデルフィア管弦楽団が協演してました。
この頃のフィラ管は有名になりつつあるオーケストラだったようです。
音質も1929年にしては十分ピアノも活きてますし良い雰囲気で楽しめ
ました。
不思議に映画のシーンは思い浮かびませんね。
さりげなく淡々と運ぶピアノでしたが細かなニュアンスが何とも言えない。
ここが他のピアニストと違うんだなという・・・誇張はないが聴いていて
飽きのこないピアノとでもいうのでしょうか。そういうニュアンスがあり
ましたね・・・(^^;

[404] Re: ラフマニノフ Pコン2番 投稿者:tombi  投稿日:01/05/06(Sun) 22:22 <URL>
> 先日聴いた中にラフマニノフの自作自演盤がありましてね・・・
> ストコフスキーの演奏するフィラデルフィア管弦楽団が協演してました。
> この頃のフィラ管は有名になりつつあるオーケストラだったようです。
> 音質も1929年にしては十分ピアノも活きてますし良い雰囲気で楽しめ
> ました。

あれ、ホロビッツのが消えていると思ったら、それはTOSCAさんのAIDAの方でした。そちらを最初に見たものですから。
私の所持しているものはRCAの Rachmaninoff Plays Rachmaninoff というもので2番、3番ともラフマニノフの弾いているものです。3番はオーマンディで1939-40の録音ですが。

> さりげなく淡々と運ぶピアノでしたが細かなニュアンスが何とも言えない。
> ここが他のピアニストと違うんだなという・・・誇張はないが聴いていて
> 飽きのこないピアノとでもいうのでしょうか。そういうニュアンスがあり
> ましたね・・・(^^;

これは名盤ですよね。2番も3番もどちらかと言えば早めのテンポで進んで。2楽章もルバートはあるものの粘っこくない、むしろあっさりとした表現。自作自演のお手本としてあげたいような名盤です。ラフマニノフはムード音楽として誤解された面も多々ありますが、この曲の成立自体がそうしたムード音楽とは正反対だったことを改めて思い出させてくれる演奏です。

> 不思議に映画のシーンは思い浮かびませんね。

これって「愛情物語」でしたっけ?

私家盤にも記してあったと思いますが、私、この曲はクライバーンでした。米ソ雪解けの時代だったんですねー。

[403] Re: ラフマニノフ Pコン2番 投稿者:リベルテ 投稿日:01/05/06(Sun) 18:02 <URL>
初めてこのCDを聴いた時、
やはりなんと自然な流れで弾いているのだなと思ったものです。
しかし、後でスコアと睨めっこして聴いてみると、これが結構いじっている。
テンポも楽譜の指定どおりではないのですね。
実際はもう少し速めようですね。
どちらがラフマニノフの意図したのはどちらなのでしょうね。

[414] Re^2: ラフマニノフ Pコン2番 投稿者:TOSCA「 投稿日:01/05/08(Tue) 19:56
> 初めてこのCDを聴いた時、
> やはりなんと自然な流れで弾いているのだなと思ったものです。
> しかし、後でスコアと睨めっこして聴いてみると、これが結構いじっている。
> テンポも楽譜の指定どおりではないのですね。
> 実際はもう少し速めようですね。
> どちらがラフマニノフの意図したのはどちらなのでしょうね。
アシュケナージのピアノで聴くとまた音質が良いせいなのか解りませんが
また違うニュアンスを感じますね。
これだと映画のシーンが彷彿としてくるのはどういうわけなのでしょうか
<tombiさん、リベルテさん

[387] デュプレ・サンサーンス 投稿者:tombi  投稿日:01/05/03(Thu) 23:14 <URL>
このサンサーンスに関しては全体的な印象としては TELDEC 盤よりはEMI盤の方を取りたいと思います。というのもこの曲自体が非常に洒落たintimateなものであり、それだけにライブよりもスタジオ録音の方がが落ち着いていて好ましく感じられます。2楽章の愛らしいワルツなど最高ですね。しかし、この曲短いのだけれど、弓運びなどかなり難しいのではと感じられます。

そうは言ってもTELDEC盤は彼女の最後のコンサートライブでもあり、又、夫バレンボイムがジャッキーのために特別に注文したチェロがフィラデルフィアのメーカーより1970年11月のエルガーの協奏曲の初日にプレゼントされ、彼女はストラディバリウスよりもこちらの方を採用して、この録音でもそれを使っているとのこと。

又、15歳の時にパブロ・カザルスのマスター・クラスでこの曲を弾き、その純粋さと音楽的な情熱で彼を驚かせ、その後カザルスがこの曲をサンサーンスの指揮の元で弾き、サンサーンスはこの曲のインスピレーションをベートーベンの「田園」から得、彼女にこの協奏曲を「静けさと平安のパッセージによって邪魔された嵐」と考えるように教えたとかいうエピソードがElizabeth Wilson によって語られていて、「そうか、さすが、サンサーンス、エスプリの人だ」などとも感じられ、カザルスの薫陶を得ての正にそうした、最後の、時に「静謐を破る嵐」とも感じられる演奏ともなっており、これはこれでジャッキー・ファンは是非とも持っていなければならない盤だとも感じています。今は永遠の永安を得ているジャッキーに・・・・。

[392] Re: デュプレ・サンサーンス 投稿者:円谷 投稿日:01/05/04(Fri) 23:34
デュプレのサンサーンスは、CD化された二種のほかに、
60年代の映像の断片(出だしのほんの十数秒ですが)があり、
エルガーのチェロ協奏曲のLDに収録されています。

この弾きっぷりがTELDEC盤にそっくりで、それ故、私は
TELDEC盤のスタイルのほうが彼女の普段着なのでは、と想像しています。
これは良し悪し、好悪とは別な次元の話ですが...

[360] 私的三大チェリスト 投稿者:円谷 投稿日:01/04/26(Thu) 00:12
過去ログを拝見しましたところ、伊豫守殿がフォイアマン賛を書かれて
いらっしゃいますね。また某BBSでの書き込みから察するところ、tombi
さんはデュプレのファンとお見受けしました。これにビルスマを加える
と、私的三大チェリストと相成ります(^^;)

伊豫守殿のフォイアマン書き込みを除くと、他の二人について触れられ
ていないのを残念に思いました。まあ、ビルスマはこのBBSに訪れるよ
うな方にとっては興味の対象外かもしれませんが、せめてデュプレにつ
いてだけでも(^^;)、またほかの二人についても、みなさんのお話を伺
えれば、と思います。

[381] Re: 私的三大チェリスト 投稿者:リベルテ 投稿日:01/05/02(Wed) 17:57 <URL>
私的な三大チェリストというと、
歴史的なチェリストではやはりカザルス、フォイアマン、フルニエ。
それぞれ独自の魅力がありますね。
それらと比較しても、デュプレの前にデュプレなし、デュプレの後にデュプレなしと言う独自の存在ですね。
現代版の三大チェリストというと、マ、マイスキーと後誰でしょうね。
なんでも見事に弾きこなして人気は凄いですが、独自性とか風格なるとやはり?
私がいま1番感心のあるチェリストは、ビルスマ、ゲリンガス、メラーです。
この3人なくしては現代のボッケリーニ演奏はつまらなくなってしまいます。

[383] Re^2: 私的三大チェリスト 投稿者:円谷 投稿日:01/05/02(Wed) 18:17 <URL>
リベルテさん、こんにちは。

> 私がいま1番感心のあるチェリストは、ビルスマ、ゲリンガス、メラーです。

 不勉強で申し訳ありませんが、メラーというのは初耳です。ど
んなチェリストなのでしょう? どんな録音がありますか?


> この3人なくしては現代のボッケリーニ演奏はつまらなくなってしまいます。

 ビルスマのボッケリーニはいいですよねぇ。ものすごい語彙
を駆使してボッケリーニを語り尽くしているのに、それがまっ
たく押し付けがましくならないで、非常な親近感を感じさせる
ところが好きです。

 私は生でも彼の演奏を聞く機会がありましたが、CDだと(とい
うか私の装置だと、というべきか(^^;))彼のチェロの語彙が若
干スポイルされてしまっているのが残念です。

 私のホームページにビルスマのディスコグラフィがあります
のでよろしかったら覗いてみて下さいm(__)m

[389] Re^3: 私的三大チェリスト 投稿者:tombi  投稿日:01/05/03(Thu) 23:24 <URL>
>  私のホームページにビルスマのディスコグラフィがあります
> のでよろしかったら覗いてみて下さいm(__)m

圓谷さん、いつのまにHPを。前からありましたっけ?
早速覗きに行かせてもらいます。

[372] Re: 私的三大チェリスト 投稿者:円谷 投稿日:01/05/01(Tue) 19:39
私のもう一人のお気に入りのチェリスト、フォイアマンについて、
伊豫守殿もおすすめのドン・キホーテの演奏2種を聞き比べてみ
ました。

一つはトスカニーニ/NBC so.のスタジオ8Hでの録音、もう一つは
オーマンディ/フィラデルフィアo.の78rpm録音。トスカニーニ盤
は、まるでVc-soloが木管の後ろに座っているのではないかと思え
るようなバランスで、フォイアマン独特の音色が後退気味に聞こえ、
フォイアマンを聞きたい私としてはちょっと物足りない(^^;)。

一方オーマンディ盤はバランスも良好で、フォイアマン特有の、即
物的なようでいて一種味わいのある音色、節回しが楽しめます。こ
の辺は、きっとSPで直接聞いた方がより楽しめるんだろうな...

オーケストラはどちらも優秀で、トスカニーニ、オーマンディの指
揮もこの演奏に関しては甲乙つけがたいと感じました。とはいえ、
トスカニーニ盤はやはり録音で損をしている感じで(あるいはもっと
良好な復刻で聞けば印象が変わるのかもしれませんが。私はM&A盤で
聞いてます)、総合的にはオーマンディ盤の方がおすすめかな、と思
いました。

[373] Re^2: 私的三大チェリスト・フォイアマン 投稿者:tombi  投稿日:01/05/01(Tue) 22:27 <URL>
> 私のもう一人のお気に入りのチェリスト、フォイアマンについて、
> 伊豫守殿もおすすめのドン・キホーテの演奏2種を聞き比べてみ
> ました。

> オーケストラはどちらも優秀で、トスカニーニ、オーマンディの指
> 揮もこの演奏に関しては甲乙つけがたいと感じました。とはいえ、
> トスカニーニ盤はやはり録音で損をしている感じで(あるいはもっと
> 良好な復刻で聞けば印象が変わるのかもしれませんが。私はM&A盤で
> 聞いてます)、総合的にはオーマンディ盤の方がおすすめかな、と思
> いました。

成る程。まだフォイアマン、手に入れてないので参考になります。
デュプレの「ドン・キホーテ」と比べるとどうなのでしょうか?

[386] Re^3: 私的三大チェリスト・フォイアマン 投稿者:円谷 投稿日:01/05/03(Thu) 22:24
今日は未聴の、あるいはCDでは所持していなかったフォイアマンの
CDを何枚か購入してきまして、順番に聞いているところです。
久しぶりにフォイアマンをまとめて聴いて、少々興奮気味です(^^;)


> デュプレの「ドン・キホーテ」と比べるとどうなのでしょうか?

あんまりこういう聞き比べは得意ではないのですが、あえて書けば、
剛毅にして雄輝なフォイアマン、ロマンティックでスケールの大き
いのがデュプレ、というところでしょうか。

デュプレ盤は彼女のチェロにはそんなに不満は無いのですが、オケ
の方が、リハなしの一発取りだそうですからやむをえないのかもし
れませんが、ときどき様子をみて探っているような、控えめな表現
になってしまうところが散見され、それが少々残念です。

これに比べるとフォイアマン盤はさすがオーマンディ・フィラデル
フィアo.という感じで、華麗で力強いオーケストラがすばらしい。

フォイアマンというと、よくチェロのハイフェッツと例えられるの
で、ドライな演奏を想像され勝ちですが、例えばこのドン・キホー
テの場合、最後の「ドン・キホーテの死」の歌いぶりなど、デュプ
レにまったく引けをとらない、心の熱くなるような演奏をきかせて
くれます。

[388] Re^4: 私的三大チェリスト・フォイアマン 投稿者:tombi  投稿日:01/05/03(Thu) 23:22 <URL>
> あんまりこういう聞き比べは得意ではないのですが、あえて書けば、
> 剛毅にして雄輝なフォイアマン、ロマンティックでスケールの大き
> いのがデュプレ、というところでしょうか。
>
> デュプレ盤は彼女のチェロにはそんなに不満は無いのですが、オケ
> の方が、リハなしの一発取りだそうですからやむをえないのかもし
> れませんが、ときどき様子をみて探っているような、控えめな表現
> になってしまうところが散見され、それが少々残念です。
>
> これに比べるとフォイアマン盤はさすがオーマンディ・フィラデル
> フィアo.という感じで、華麗で力強いオーケストラがすばらしい。
>
> フォイアマンというと、よくチェロのハイフェッツと例えられるの
> で、ドライな演奏を想像され勝ちですが、例えばこのドン・キホー
> テの場合、最後の「ドン・キホーテの死」の歌いぶりなど、デュプ
> レにまったく引けをとらない、心の熱くなるような演奏をきかせて
> くれます。

有り難うございました。
フォイアマン、伊予殿によってTOSCAさんのAIDAの方にネタを振られてしまいましたねー(^_^; まあ、こちらはデュプレということで。最近共通ネタが多いなあ。伊予殿もHP持ったし。あせるど。(;^_^A アセアセ…

[362] デュプレ・ドボコン 投稿者:tombi  投稿日:01/04/27(Fri) 00:52 <URL>
圓谷さん、ようこそです。こちらでも又宜しくお願いします。
ML・ROMでしたが、圓谷は「つむらや」、菅野は「かんの」(m(__)m>さん無しで)と読む位の情報は得ております。(^o^)/

では皮切りに、やはりデュプレを。(私にはヤーノシュ・シュタルケルという人もおりますが、それは\(^^\) (/^^)/)

先ずはドボコンから。
ドボコンはやはり定番のカラヤン・ロストロから入り、ずっとこれを聞いておりましたが、ロストロさんも何回も聞いていると疲れてくる所もあって、セル・フルニエへと移り、しばらくはここに安住しておりました。しかし、昨年、なんということか、チェリ・デュプレの情報を得て早速購入、聞きはじめるに及び、全く驚愕してしまった次第です。元々エルガー等のCDでファンではあったものの、これは全く違いました。ライブであることの特性も多分にあるのでしょうが、第1楽章の始めから、正に入魂の演奏。2楽章の歌もさることながら、特に私が震撼したのは第3楽章、あの圧倒的なグリサンドとその後のテーマの回帰。ゆったりとしかも朴訥に、これほど私はこのテーマを身近に感じたことはありません。ロストロもフルニエもまだまだ都会的でした。そのようにわたしはこの曲に関して感じていたのでしたが、デュプレを通じて、ドボルザークの心の内を、鄙びた心を、永遠に回帰していく心を感じました。「ああ、そうだったのか、きっとそうだったに違いない」とドボルザークの心に急接近していく自分を感じ取ることが出来ました。チェロ一挺のソロだからこそ、あのような歌が可能だったのかも知れません。又、それだけにその後のオケのテュッティもそれと対比して生きるように感じました。CDジャケットのデュプレも英国美人デュプレというよりも、ただひたむきに生きる田舎娘、どこにも存在する一個の存在、ただそれが、猛烈にひたむきに感じられ、非常に身近なものと感じられると同時に又、あまりにも切なくもあるところです。ここら辺はヴィデオ映像ともオーバーラップするところでもあります。どうも感情移入が過多になってしまったような気もしますが、初回は取り敢えず、この辺で。

[391] Re: デュプレ・ドボコン 投稿者:ぽぴぃ 投稿日:01/05/04(Fri) 23:18
> 菅野は「かんの」(m(__)m>さん無しで)と読む位の情報は得ております。

早く教えてくださいまし。クラウスの掲示板ですがのさんと呼んで
しまいました。ああ、恥ずかしい(>_<)。

> チェリ・デュプレの情報を得て早速購入、聞きはじめるに及び、全く驚愕してしまった次第です。

僕もまったく同じです。デュ・プレはなぜか今までほとんど聴く機会を
持たなかったのですが、凄まじいショックを受けました。

> 第1楽章の始めから、正に入魂の演奏。

本当に入魂ですね。あんなに弓をぶつけて弾いたら普通のチェリストなら
きたなくて聴いていられないでしょうが、デュ・プレは次元が違う。

> 2楽章の歌もさることながら、特に私が震撼したのは第3楽章、あの圧倒的> なグリサンドとその後のテーマの回帰。ゆったりとしかも朴訥に、これほど> 私はこのテーマを身近に感じたことはありません。

デュ・プレという人は体当たりで音楽に望む人だと思っていましたが、
それだけではなかった。彼女の表現の豊穣さは桁外れで、第1楽章の
第2主題もそうですが、静謐ささえもたたえた深く豊かなカンタービレに
非常に感動させられます。

天才デュ・プレをバックで支えるチェリビダッケの偉大さにも頭が下がります。

[375] Re: デュプレ・ドボコン・訂正 投稿者:tombi  投稿日:01/05/01(Tue) 23:47 <URL>
>特に私が震撼したのは第3楽章、あの圧倒的なグリサンドとその後のテーマの回帰。ゆったりとしかも朴訥に、これほど私はこのテーマを身近に感じたことはありません。

グリサンドは第1楽章再現部の直前でしたね。
3楽章は後半が再現され、その後テーマがソロによって再現されるのでした。(^_^;

[370] Re: デュプレ・ドボコン 投稿者:円谷 投稿日:01/04/27(Fri) 23:48
> CDジャケットのデュプレも英国美人デュプレというよりも、ただひたむきに生きる田舎娘、どこにも存在する一個の存在、ただそれが、猛烈にひたむきに感じられ、非常に身近なものと感じられると同時に又、あまりにも切なくもあるところです。ここら辺はヴィデオ映像ともオーバーラップするところでもあります。

正直言うと、私はデュプレはいわゆる美人とは思わないのです
が(^^;)、その表情、特に笑顔と真剣になったときの目が美し
いと感じます。映像でも、その演奏同様に千変万化する彼女の
表情を垣間見ることができます。

[363] Re: デュプレ・ドボコン 投稿者:円谷 投稿日:01/04/27(Fri) 02:36
TOSCAさんのBBSでもデュプレのスレッドが今日から立ち上がってますね。ど
っちに書こうか迷ってしまいます(^^;)

デュプレはもっともっとラ
イブ録音が発掘されて欲しいです。tombiさんが感動されたドボコンや、Tel
decから同じドボコンの演奏とのカップリングで出たサンサーンスの協奏曲
、どちらも同曲のスタジオ録音とは比べ物にならない、恐るべき集中力、と
てつない表現の振幅を聞かせてくれます。さしずめ、フルヴェンで例えれば
、ウィーンpoとのスタジオ録音によるエロイカと、いわゆるウラニアのエロ
イカの差といったところでしょうか。どちらもすぐれた演奏に違いありませ
んが、ライブの方がより真実な、本来的な意味での普段の姿を伝えているの
ではないかと私は考えます。

デュプレのライブ録音のうち、市場に
出回っているのは、EMIから正規に発売されているものを除くと、上記の2つ
も含めて、私の知る限り以下の六点だけだと思います。

エルガー/
チェロ協奏曲
 ○サージェント/BBC so. (1963)
 ○バレンボイム/
フィラデルフィアo. (1970)
 ○メータ/ニュー・フィルハーモニアo. (
1973)
シューマン/チェロ協奏曲
 ○ターノフスキー/NDR so. (録音
年不詳)
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲
 ○チェリビダッケ/スウェ
ーデン放送so. (1967)
サンサーンス/チェロ協奏曲
 ○バレンボイ
ム/フィラデルフィアo. (1971)

どの演奏にも、聞くものの魂をゆさ
ぶるデュプレの強烈な個性がしっかりと刻印されています。

[368] Re^2: デュプレ・ドボコン 投稿者:TOSCA 投稿日:01/04/27(Fri) 19:34
円谷さん
どうもです・・初めてでしたでしょうか?
いや、どちらでも良いということで(^^;ご容赦!

わたしの世紀の三代チェリストは超オーソドックスです。
鳥の歌のカザルス、フランスの貴公子と言われたフルニェ、それと
マイスキーです。

[369] Re^3: デュプレ・ドボコン 投稿者:TOSCA 投稿日:01/04/27(Fri) 19:52
> 円谷さん
> どうもです・・初めてでしたでしょうか?
> いや、どちらでも良いということで(^^;ご容赦!
>
> わたしの世紀の三大チェリストは超オーソドックスです。
> 鳥の歌のカザルス、フランスの貴公子と言われたフルニェ、それと
> マイスキーです。
訂正追加致します。
デュプレのドヴォルザークは一言で言うと女性とは思えない自由奔放な
大胆さと女性のきめ細かさ、優美さが同居する名演ですね。
EMI盤もそうでしたしチェルビの廉価版もそうでした。
バックは夫バレンボイムのシカゴ響のほうが遙かに良いと思いました。
チェルビダッケの指揮のかったるさはいけません。あれはあれで彼のファンには堪らないのでしょうが・・・・・

[390] デュプレ・ボッケリーニ協奏曲 投稿者:tombi  投稿日:01/05/04(Fri) 18:13 <URL>
このスレッドについてはボッケリーニ大ファンのリベルテさんのところで展開しております。

リベルテさんの掲示板のURLは以下の通り

http://mkg.uic.to/mkgu/liberte.html

[376] デュプレのエルガー協奏曲 投稿者:tombi  投稿日:01/05/01(Tue) 23:59 <URL>
デュプレにエルガーの協奏曲というとこれはもう、彼女にとっての代名詞のようなものですが、(彼女自身はシューマンの方が気に入っていたようですが)なるほど、冒頭のレシタティーボ(叙唱)から圧倒的な感銘を受けます。これを聞くと確かにこの曲は彼女のために生まれてきたのだという印象を受けます。お気に入りは両端楽章と3楽章ですが、バルビローリのサポートが実に良いですね。短い人生ではあったけれど、バルビローリとバレンボイムに出会えたということだけでも彼女は幸せだったと言えるのではないでしょうか。

[382] Re: デュプレのエルガー協奏曲 投稿者:円谷 投稿日:01/05/02(Wed) 18:09
> デュプレにエルガーの協奏曲というとこれはもう、彼女にとっての代名詞のようなものですが、(彼女自身はシューマンの方が気に入っていたようですが)

これは初耳です。そうですか、彼女はシューマンの方が気に入って
ましたか。これは納得です。エルガーの出だしも確かに凄いですし、
曲の作りとしてインパクトが強いと思いますが、鳥肌もの、という
ことでは、私は彼女のシューマンの出だしの方が凄いと思います。
チェロの第一音を聞いた瞬間から、あまりに哀しくて、切なくて...

エルガーの出だしは何か運命的な厳しさを予見させますが、シュー
マンの出だしはもっと何か人間的な心情の吐露という感じでしょう
か。錯覚かもしれませんが、シューマンではデュプレの心の琴線に
触れるような感覚を覚えます。


> 短い人生ではあったけれど、バルビローリとバレンボイムに出
会えたということだけでも彼女は幸せだったと言えるのではない
でしょうか。

バルビローリとの出会いはともかく、バレンボイムとの出会いは
音楽的には幸せだったかもしれませんが、プライベートではどう
だったのでしょうか...

[385] デュプレのシューマン協奏曲 投稿者:tombi  投稿日:01/05/02(Wed) 22:59 <URL>
> >彼女自身はシューマンの方が気に入っていたようですが
>
> これは初耳です。そうですか、彼女はシューマンの方が気に入って
> ましたか。これは納得です。エルガーの出だしも確かに凄いですし、
> 曲の作りとしてインパクトが強いと思いますが、鳥肌もの、という
> ことでは、私は彼女のシューマンの出だしの方が凄いと思います。
> チェロの第一音を聞いた瞬間から、あまりに哀しくて、切なくて...
>
> エルガーの出だしは何か運命的な厳しさを予見させますが、シュー
> マンの出だしはもっと何か人間的な心情の吐露という感じでしょう
> か。錯覚かもしれませんが、シューマンではデュプレの心の琴線に
> 触れるような感覚を覚えます。

EMI盤の the concerto collection のTULLY POTTER (藤田真美:訳)のライナー・ノーツに『彼女自身は「エルガーよりもシューマン」という態度をとり続けていたものの』という記述がありました。

それにしても、シューマンとの結びつきは何とも言えないものを感じますね。この曲自体が、例の病気の影響もあってか、シューマン存命中に初演できなかったこと。この曲が所謂ビルトオーソ的な曲ではないこと。外面的な効果に頼らず、晩年のシューマンの心の吐露ともいうべき、intimateなものとなっているということ、尚かつ、独奏チェロを生かしきって、オケに埋没させることなく、オーケストラと融和させているということ。
デュプレの演奏は正にそうした内省的な面を充分に生かし切った演奏と思わずにはいられません。この慎重で丁寧な演奏を、デュプレ最高の録音としてあげる専門家も多いと聞きます。恐らくはシューマンの内面の吐露が、そのままデュプレの内面の吐露にそのまま直結したのでは無かろうかと思われます。意識するとしないとに関わらず、デュプレの心の琴線に触れるものがあり、それがダイレクトに我々の心の琴線にも触れるのではなかろうかと思えます。なにか恐いモノも覚えますよ。

> > 短い人生ではあったけれど、バルビローリとバレンボイムに出
> 会えたということだけでも彼女は幸せだったと言えるのではない
> でしょうか。
>
> バルビローリとの出会いはともかく、バレンボイムとの出会いは
> 音楽的には幸せだったかもしれませんが、プライベートではどう
> だったのでしょうか...

テルデック盤からするとHAPPYだったと思えるのですが、(サン・サーンスの項で記します。)バレンボイムって浮気でもしてたんですか?

[380] Re: デュプレのエルガー協奏曲 投稿者:リベルテ 投稿日:01/05/02(Wed) 17:34 <URL>
> 冒頭のレシタティーボ(叙唱)から圧倒的な感銘を受けます。
鳥膚のたつ名演奏とはこのデュプレの録音のためにあるようにさえ思えます。
後、個人的にはボッケリーニの協奏曲のアダージョも感情豊かな演奏で凄いと思っております。

[384] Re^2: デュプレのエルガー協奏曲 投稿者:tombi  投稿日:01/05/02(Wed) 22:26 <URL>
>リベルテさん
> 冒頭のレシタティーボ(叙唱)から圧倒的な感銘を受けます。
> 鳥膚のたつ名演奏とはこのデュプレの録音のためにあるようにさえ思えます。
> 後、個人的にはボッケリーニの協奏曲のアダージョも感情豊かな演奏で凄いと思っております。

デュプレのボッケリーニ、NAXOS盤と比較して、2〜3日中にそちらに書き込みに行こうと思っていたら先を越されてしまいましたね。(^_^;我が家で唯一、二枚のボッケリーニです。ボッケリーニのコンチェルトは、質問もありますので、そちらで展開しますね。

[378] Re: デュプレのエルガー協奏曲 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/02(Wed) 11:10
ついにでましたね!という感じでした。
tombiさんの仰るとおり代名詞のような超名演と
仰る方が多いですね。
わたしはこの協奏曲はあまり聴きませんがたまに聞くと
故郷を思い出します。

[377] Re: デュプレのエルガー協奏曲 投稿者:月注斎 投稿日:01/05/02(Wed) 00:19 <URL>
エルガーのチェロコン、至上の美しさですよね。
ハチャトリアンとかデュティユーとかユン・イサンとかオネゲルとかも好きなんですが、トドメは僕にはエルガーです。

[374] NHK・カラヤン・ベルリンフィル 投稿者:tombi  投稿日:01/05/01(Tue) 23:40 <URL>
4月29日、NHK教育テレビで「思い出のシンフォニー」と題して1957年カラヤン・ベルリンフィルの演奏がステレオ化されて放送されました。べートーベンの交響曲5番「運命」とリヒャルト・シュトラウスの「ドン・ファン」でしたが、皆様どのように感じられたでしょうか。

実は私、(伊予守殿やTOSCAさんも同じですが)以前よりの繋がりからNHK放送技術局制作技術センターの辻本さんより、今回の放送に関するメールを頂き、又、3月には「クラシック音楽映像アーカイブス」『「20世紀の名演奏・「N響アワー」におけるステレオ化と音質改善』という題での技術論文を送付して頂いております。それによりますとモノクロ映像とラジオのステレオ音声とのシンクロ(同期)に関してはかなりの苦労があるようです。なかでも興味が湧いたのは最終的には泥臭い人間的な方法が意外に有効であるというものでした。ヘッドフォンで聞いて合成音像がなるべくほぼ中央付近に位置するようにする。時間的に先行したりすると左右で偏りが見られたりするが、或る程度の差であれば、映像が遅れない限り、不自然に聞こえないと言うものでした。今回の音源はMW2波による「立体音楽堂」のものでしたが(懐かしい!!)「ドンファン」は初出とのことでしたが、素晴らしい音でしたよね。

私は2回見ましたが、全く驚きと言う他はありません。フルトベングラーが無くなったのは1954年の11月30日(番組では55年と言ってましたが)。カラヤンがBPOの監督・常任指揮者に任命されたのが1955年の4月5日。その後アメリカへの大演奏旅行を決行したのが1956年の10〜11月でしたから、そのおよそ1年後の演奏と言うことになります。音楽造りは確かにアインザッツの「ため」の無さなど、ザッハリッヒ(即物的)といわれたカラヤンのものでしたが、あの音の響きは確かにフルトベングラーのものでした。(特にドンファンでそれが感じられました。)もう既にウィーン響やフィルハーモニアで評価を得ていたカラヤンでしたから、正に油の乗り切っていた頃、カラヤンが一番良い頃の時代だったと思います。

ところで所謂カラヤン後といわれるメンバーのどれくらいを皆さん、確認できたでしょうか?私にはコンサート・マスターすらまだ確認できていません。シュバルベなのかブランディスなのかシュピーラ。ビオラにカッポーネやキルヒナー、チェロのボルビツキーフィンケ、コントラバスのツエペリなど確認できましたか。フルートはデムラー?ツエラー?オーボエのコッホは分かったもののカール・シュタインスは?クラリネットのライスターはいなかったような気がする。等々。

いずれにせよ、カラヤン。BPOともに凄さを感じさせる演奏でした。
大阪フェスティバルホールで声をあげていたカラヤンの指揮振りを思い出したりしました。

皆さんの感想をお聴かせ下さい。

[379] Re: NHK・カラヤン・ベルリンフィル 投稿者:TOSCA 投稿日:01/05/02(Wed) 11:32
カラヤンとの出会いはソノシートの第九のフィナーレのリハーサル録音
でした。
初めてのLPはDGの1962年っだたかの来日記念盤が最初でした。曲目は
ベートーヴェンの田園です。早すぎて最初のイメージと全然違ったのを
覚えております。それでも当時はカラヤンが演奏したものということで
わたしの中ではある程度神格化された存在だったようです。

今回のNHKの「思い出のシンフォニー」ではFM音源とキネレコ・フィルム
の音源を同期をとりながら入れ替えて行く高度な作業でした。
NHKが新たに開発した音声相関による同期運転装置なるもので見事時間軸
圧伸処理を施し一音一音同期をとりながら鮮度のかなり高い音源と入れ替えたわけです。改めて凄い技術だと思います。この地道な作業を実践なされておられるNHK技術員の皆様に感謝の言葉をおくりたいですね。
運命はともかく交響詩「ドン・ファン」の美しく蘇った弦の音は素晴らしい。
tombiさんの言われているように正に栄光のベルリン・フィルの音でしょう。

[354] Re:一番美しいマーラーは? 投稿者:シーホースもどき 投稿日:01/04/24(Tue) 18:57
 TOSCAさん、tombiさん、菅野さん、はじめまして

 シーホースもどきです。不慣れで返信の仕方が判らなかったので、この方法で書き込みします。
 マーラーは、1番、4番、大地の歌、のCDとTVからのヴィデオで9番(ケント・ナガノ指揮ハレ交響楽団)しか手にしていません。後は、ラジオなどで復活、5番くらいしか聴いてませんので悪しからずにお願いします。
 特に美しい部分というと、4番の第4楽章のソプラノ・・3楽章もいいなあ。大地の歌は、終楽章のチェレスタはなんとも美しい。このチェレスタは、ブル8の第3楽章のハープが天に昇るような気分にさせる・・・音楽?・・に会い通じると感じるのだが。
 しかし、この曲、この楽章、と言う部分抽出による美についての比較は難問ですよー。
 全楽章あっての交響曲、全作品あってのマーラーでしょうから。 皆さんの論評は、もっともと判るんですが、その時の自分の心の状態で、美しさは変わることと心得てます。例えば、喫茶店でフッと1番が聴こえてきたら急に1番をすぐにでも家で聴きたくなることってあるんですよ。私の故郷は信州ですが、信州の夢を見た朝には、直ぐにでも故郷に帰りたい・・と思うのと同じような気がします。音楽でなくても心は敏感に反応する。最初から判った風な言い方で申し訳ありません。でも、いいなあー。こういう掲示板、気に入ってしまいました。 それでは・・・・

[361] Re: Re:一番美しいマーラーは? 投稿者:菅野 投稿日:01/04/26(Thu) 22:20
 シーホースもどきさん、はじめまして。菅野と申します。

>  しかし、この曲、この楽章、と言う部分抽出による美についての比較は難問ですよー。
菅:ふむふむ(・_・)、難問ですか。

>  全楽章あっての交響曲、全作品あってのマーラーでしょうから。
菅:なるほど(・<・)。それはマーラーのみならずベートーヴェンも
  ブラームスもそれに当てまるでしょうねえ。
  

>皆さんの論評は、もっともと判るんですが、その時の自分の心の状態で、
>美しさは変わることと心得てます。
菅:仰る通りですね。


>例えば、喫茶店でフッと1番が聴こえてきたら急に1番をすぐにでも
>家で聴きたくなることってあるんですよ。私の故郷は信州ですが、
>信州の夢を見た朝には、直ぐにでも故郷に帰りたい・・と思うのと
>同じような気がします。音楽でなくても心は敏感に反応する。
菅:よく分かります。ご尤もではないでしょうか。

  ただ、個人的にはやはり自分の好みの楽章がそのひとにとって
  よい交響曲になるような気がします。TOSCAさんも普遍性を
  求めている訳ではないでしょうから(^^)。私も「自分はこれが
  最高だけどそうでない人も必ずいるんだ」と思ってますしね(^^)。
  

>最初から判った風な言い方で申し訳ありません。
菅:イエイエ、感じたことを率直に語って頂いたほうが、
  その後の関係は案外上手くいくものかもしれませんね(^^)。

>でも、いいなあー。こういう掲示板、気に入ってしまいました。
>それでは・・・・
菅:おっ、tombiさん、良かったですねえ(^^)。

[364] Re^2: Re:一番美しいマーラーは? 投稿者:シーホースもどき 投稿日:01/04/27(Fri) 11:53
>  シーホースもどきさん、はじめまして。菅野と申します。

> シーホースもどきです。よろしくお願いします。

> 菅:ふむふむ(・_・)、難問ですか。

> シーホースもどき:少々固く反応しすぎました。

> 菅:なるほど(・<・)。それはマーラーのみならずベートーヴェンも
>   ブラームスもそれに当てまるでしょうねえ。
  
> シーホスもどき:仰るとおりです。それぞれ作曲家は、一音たりと  も手抜きせず表現し、最高の音楽を目ざして作品を完成させ、積み  上げた結果がその作曲家の全作品でしょうね。


> >皆さんの論評は、もっともと判るんですが、その時の自分の心の状態で、
> >美しさは変わることと心得てます。
> 菅:仰る通りですね。

> シーホースもどき:やはり、菅さんも同じですか。良かった。

> 菅:よく分かります。ご尤もではないでしょうか。
>
>   ただ、個人的にはやはり自分の好みの楽章がそのひとにとって
>   よい交響曲になるような気がします。TOSCAさんも普遍性を
>   求めている訳ではないでしょうから(^^)。私も「自分はこれが
>   最高だけどそうでない人も必ずいるんだ」と思ってますしね(^^)。
  
> シーホースもどき:そうですね。自分にとって一番好きな曲は、こ  れだ!!でいいんでしたね。私はやっぱり信州人でした。もう少し  柔軟にならないと・・・思ってはいるんですが、なかなか抜けられ  ないですよ。

> 菅:イエイエ、感じたことを率直に語って頂いたほうが、
>   その後の関係は案外上手くいくものかもしれませんね(^^)。

> シーホースもどき:ズバズバ言いますが、根は温厚ですので、これ  からも宜しく。仲間に入れて下さい。

> 菅:おっ、tombiさん、良かったですねえ(^^)。

> シーホースもどき:さすが、心温かい管さんですね。

  いろんなマーク、良く判らないので文字しか書けませんが、これで
  投稿、安生よくいくやら。それでは・・

[357] Re: Re:一番美しいマーラーは? 投稿者:TOSCA 投稿日:01/04/25(Wed) 21:30
>  全楽章あっての交響曲、全作品あってのマーラーでしょうから。 皆さんの論評は、もっともと判るんですが、その時の自分の心の状態で、美しさは変わることと心得てます。例えば、喫茶店でフッと1番が聴こえてきたら急に1番をすぐにでも家で聴きたくなることってあるんですよ。私の故郷は信州ですが、信州の夢を見た朝には、直ぐにでも故郷に帰りたい・・と思うのと同じような気がします。音楽でなくても心は敏感に反応する。最初から判った風な言い方で申し訳ありません。でも、いいなあー。こういう掲示板、気に入ってしまいました。 それでは・・・・

はじめまして!シーホースもどきさん
貴殿の言われることよく解ります。わたしもどちらかというと
喫茶店で・・・の口です。信州の例えは・・・何ですが・・・まぁー
これからもこの掲示板をよろしく御願い致します。m(^^)m
今度スレッドたててくださいませ・・・楽しみにしております。

[365] Re^2: Re:一番美しいマーラーは? 投稿者:シーホースもどき 投稿日:01/04/27(Fri) 12:02
 TOSCAさん よろしく!! 
>
> はじめまして!シーホースもどきさん
> 貴殿の言われることよく解ります。わたしもどちらかというと
> 喫茶店で・・・の口です。信州の例えは・・・何ですが・・・まぁー
> これからもこの掲示板をよろしく御願い致します。m(^^)m

今度スレッドたててくださいませ・・・楽しみにしております。

> シーホースもどき:皆さんけっこう同じ体験あるんですね。安心しますよ。今後も宜しくお願いします。では・・・・。 

[359] Re^2: Re:一番美しいマーラーは? 投稿者:tombi  投稿日:01/04/25(Wed) 23:51 <URL>
>TOSCA さん

>まぁー
> これからもこの掲示板をよろしく御願い致します。m(^^)m
> 今度スレッドたててくださいませ・・・楽しみにしております。

まあまあ、ご自分の所のAIDAをさておいてのご挨拶痛みいります。お礼と行っては何ですが、ブラームスのお墓のアップ画像「困ったちゃん」を近日中に送ります。

>シーホースもどきさん
というわけで、こちらの掲示板もTOSCAさんとこの掲示板「AIDA」も宜しくお願いします。m(__)m

[366] Re^3: Re:一番美しいマーラーは? 投稿者:シーホースもどき 投稿日:01/04/27(Fri) 17:57
> >TOMBIさん

>
> >シーホースもどきさん
> というわけで、こちらの掲示板もTOSCAさんとこの掲示板「AIDA」も宜しくお願いします。m(__)m

 楽しい談話室のソファーに座らせて頂きありがとー(信州弁)
 インターネットの仕方良く解からず、文字くずれなどあったようですが、ひらに・・・・。
 TOSCAさんのホームページやっとの思いで探しました。横文字が多くて、とまどいました。専門用語ノンなので「AIDA]なるもの解かりませんでしたよ。
 ま、そのうち何とかなるでしょう。では・・・

[367] Re^4: Re:一番美しいマーラーは? 投稿者:TOSCA 投稿日:01/04/27(Fri) 19:29
>  TOSCAさんのホームページやっとの思いで探しました。横文字が多くて、とまどいました。専門用語ノンなので「AIDA]なるもの解かりませんでしたよ。
>  ま、そのうち何とかなるでしょう。では・・・
シーホースもどきさん!
申し訳ないことを致しました。タイトル画像クリックで入場できますので
気が向いたらまた来て戴けたらと思います。

tombiさん
返って申し訳ないことを致しました。確かに写真は受け取りましたよ・・(^^)
ありがとうございますm(^^)m